SSブログ

猫〜ミステリアスな生き物(1) [読書]

IMGP5934.jpgココ・シリーズ
(リリアン・J・ブラウン/羽田詩津子訳/カバー山城隆一 ハヤカワ文庫)

好きなミステリー作家の一人にリリアン・J・ブラウンがいる。
彼女のミステリーの主人公はクィラランというライターとクィラランが一緒に住んでいるシャム猫のココとヤムヤムで、事件を解決する鍵になるのが立派で賢く尊大な猫のココである。普通の猫のひげは48本だがココは60本のひげを持っていて、そのせいで超感覚的知覚を持っているのかも知れない、とクィララン(リリアン・ブラウンと言うべきか)は言っている。
猫に48本のひげがあるなんて思わなかったので私もうちの猫のひげを数えてみた。そんなにあるわけないと思ったけどやっぱり48本ぐらいはありそうだ。

うちの二匹の猫もココやヤムヤムと同じような行動をする。
今の所何かの事件を解決したことはないが、15歳の賢い茶トラ猫は鍋がこげついているのを教えたりする。
猫のミステリアスでおどろくべき性質はいろいろな面に見られるが、まずその我慢強さだ。
食事を催促するにも台所で立ち働いている私をじっと眺めて静かに待っている。一度ニャオ〜ンと鳴いたきりあまりに静かなので、私は猫の存在を忘れている。
そして小一時間も経った頃に、同じ場所に同じポーズで静かに私をジッと見ている二匹の愛猫に気が付く。わ〜、ごめん、という気持ちになってあわてて缶詰を開ける。ドライフードがすでに置いてあるので、お腹がすいているわけではなく、「別な食べ物をちょうだい。」という催促なのだ。こんなに辛抱強く待っていられたらサービスしないわけにはいかない。
猫は脚の一本ぐらい折っても黙ってがまんする位がまん強い、と本で読んだことがあるけど本当に猫のがまん強さには驚かされる。一度茶トラの猫が風邪らしき病気になったときも、彼は静かに押し入れの中に閉じこもった。医者に連れて行ったけど、もらった薬はすべてはき出してしまい、結局は自力で直してしまった。

茶トラは「ごはん」とか「ごちそう」という言葉を知っている。他の言葉も知っているのだろうが知らないふりをしている。「ごちそう」という言葉には勝てずにそばに来るので緊急の時には便利である。「これ何だろう?」と言う言葉にもあわてて側に寄ってくる。好奇心にも勝てないのだ。茶トラが言葉を知っているおかげで後から家族に加わった白黒のほうもだんだん言葉を覚えてきたようだ。

白黒の方はまだ若くヤムヤムに似ていて遊びたがる。大好きなオモチャがあって(携帯につけていた小さなふわふわの白キツネ)、そのオモチャに非常な熱意を見せる。「オモチャ」という言葉を知っている。オモチャを手にすると自分の前足で飛ばし、それに飛びかかり、また放り上げ、あげくはそれを両手に持ってひっくり返って足をばたばたさせ興奮している。このキツネが噛まれてぼろぼろになるのはしのびないので、途中で取り上げてバッグや引き出しにしまうのだが、何とその場所を覚えているのだ。
いくつもあるバッグの形がわかるらしい。
この間家を2日開けて帰ったら、オモチャをしまっておいた小引き出しが開けられ(その前にある写真立てはすべてはたき落とされ)中身が全部下に落ちていた。肝心のオモチャは遊んでいるうちになくしてしまったらしく見あたらない。
引き出しの前で催促して鳴くので、いっしょうけんめいに隅っこを探し、ようやくかなりよれよれになった白ギツネを見つけた。かわいそうにこのぬいぐるみは尾がとれ鼻も取れ、真っ白な毛がうすよごれてしまっていた。
IMGP5938.jpgお気に入りのキツネ
同じような白くてフワフワした物をオモチャに与えたが、こちらは気に入らないらしく興味を示さない。けっこう、キツネによく似ていて材料の毛も同じものなのに・・。
「猫ってやつは・・!」とはクィラランのよく口にするセリフだけど、まったくその通り。

カバーを描いている山城さんは本当に猫のことを知っている。ファンです。
IMGP5930.jpgIMGP2165.jpg
nice!(0)  コメント(2) 

nice! 0

コメント 2

あらじんらぶ

猫のヒゲ、48本もあるんですか。知らなかったです。
ウチの子は・・・・ホホからも1本(笑 やはりそのくらいはありそうです。

sachat06 さんの猫ちゃん賢いですね~。
そんでもって愛らしい。考え込んでいる姿もまた愛しい♪
イタズラされても許してしまいますよね。

ウチは長女(笑)は賢いですが・・・2匹目は(^^;
あっでも「ゴハン」だけは分かるみたいです。
by あらじんらぶ (2008-10-18 01:43) 

sachat06

猫のヒゲは数えるのがむずかしいですねぇ。起きているときはダメです。胡散臭いと感じるのでしょうね。
「ごはん」はわかりやすい言葉ですね。
まったく食事に関係のない場所で抑揚をつけずに小さな声で「ごちそう」とつぶやくだけで「えっ?」という顔をするからやはり言葉として理解しているのだと思います。
この本に出てくる主人公クィララン(人間)によれば「本を読み聞かせると猫はますます賢くなる」そうで、毎夜、朗読をしてやっているのです。私もたまに試しています。
by sachat06 (2008-10-18 20:19) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。