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初心者フルートレッスン(7)〜苦痛のアンダーソン〜 [音楽]

フルートレッスンを受け始めていつの間にか1年経ってしまった。
今やっているのは『アンダーソン(ANDERSEN)の18の練習曲』で、これがけっこうつらい。演奏していて何となく気持ちが良い曲が半分、イライラして気分が悪くなる曲が半分ある。
最近ではNo.7に泣かされた。「何この曲?」という感じだった。音が思わぬ方向に飛んでいてメロディを感じるとることができなかった。ひたすら音符を追って音をつなげる作業を繰り返した。これがかなりの苦痛だったがある程度スムーズに吹けるようになったとき、やっとメロディがわかって、わかってみればどうということのない簡単な曲なのだった。

なじみやすい音の流れの曲は2,3回吹くと大体輪郭はつかめる。それで30回ほど練習すれば練習曲としてはある程度完成して、先生の所へ持って行ける。
ところがなじみのない音の流れの曲は、輪郭をつかむまでにかなりの回数の練習が必要になる。今回はNo.10とNo.11をやった。10番のほうはフルートの音色の美しさが引き立つような曲でやりやすい。「もっとヴィブラートをかけて」と注意されるだけですんなりパスできた。11番は私にとっていわゆる<悪曲>だ。
もう練習するのがイヤでイヤでたまらない曲だったので、あまり練習もしていかなかった。それで不合格。
11番を吹いていると身体が拒絶反応を起こしてしまう。なんでこんなつらい目に合わなきゃならないの・・!と怒りさえ湧いてくる。
レッスン後、先生に「この曲苦しいです。あまり練習したくありません。」と言うと、笑って「こういうのができなきゃ曲は吹けるようにならない。」と言われた。
まあ、そうなんでしょうね。練習曲なのだから・・。演奏するのが大変な箇所がなければ練習にはならないわけだ。

最初に拒絶反応を起こした曲でも練習の一山を超えると、不思議と拒絶感はなくなってくるものだ。拒絶感があるうちはダメということ。
また逆に、メロディがきれいで馴染みやすい曲というのにも落とし穴がある。気持ちよく吹いてしまうため、音を自己流にまちがって読み込みやすい、ということだ。先生に指摘されてハッと気がつくことがある。先生曰く「思い込みで演奏するのは女性に多い。」
そうかもしれないなあ、と思う。

それにしてもこのレッスン『趣味』というような甘いものではなくなってきつつある。時々「止めてしまえば楽になるな。」などという考えが頭に浮かぶ。
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