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初心者フルートレッスン(18)〜エチュードの効用〜 [音楽]

11月二週目からアンダーソン13番に取りかかった。12番まではシャープが一つずつ増えてきて、最終的に♯が5つまできたところで、いきなり♭が6つの曲に変わった。

♯から♭・・。
急に目隠しして歩けと言われたような感じで、「歯が立たない」というのは文字通りこういう状態を言うのだろうと思った。
数日間は、リズムもメロディも考えず、ただ一つ一つの音の確認だけ。
♯に慣れてしまった私の指はやたら♯をつけたがる。特にドとファに関しては自然に半音上げる癖がしみこんでいて、これを直すだけでも一苦労。

高音域の♭♭なんかだと、五線をドレミで数えてから半音落とし、また半音落とし、とまるで幼稚園児になったような気がする。
どうしてダブルフラットなのか、普通に表記すればいいのに・・?などと思いつつも、これも練習の一つなのだ、とひたすら我慢して譜読みを続ける。

一週間経ってようやく曲らしく吹けるようになったものの、
一回目のレッスンでは「すみません。譜読みができませんでした。」と始める前に先生に謝り、ものすごくゆっくりと音の確認だけをして終わった。

二週目になると不思議なことに♭6個は気にならなくなり、いつの間にか曲になっていて、これはひょっとして二週間で上がり?と思ったけれど・・・やはりそううまくはいかず、テンポがあいまいと指摘され、やり直しになった。私の場合、3連符と16分音符4つの違いが明確ではなく、なんとなく好き勝手にリズムを作ってしまうところがあるようだ。おまけにソ♭をソ♯と間違って覚えていた箇所があった。

来週は休みなので結局13番は一ヶ月がかりの曲になってしまった。
いつもそうだが、レッスンの翌日は前日とは明らかに違っていて、はるかに正確にできるようになっている。レッスン30分間というは、自分一人で数週間やるのに匹敵する位の効果があるみたいだ。

最近はエチュード(練習曲)の練習しかしていないが、たまに「フルート名曲集」の一曲を吹いてみると、前と比べ、なぜか驚くほど簡単に譜面が読め、指が動いたりする。やさしいものなら大概の曲はきちんと吹けそうな気がする。
練習曲というのは実に良く作られているものだ、とあらためて思う。
アンダーソンもケーラーもすごい人なんだなあ。


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コメント 2

herosia

馬術界にケーラーやアンダーソンがいないのが悔やまれますねえ。
by herosia (2012-11-23 19:28) 

sachat06

この練習をしていたらいつの間にか他のことができるようになっている、という練習がアンダーソンやケーラーですね。「馬術」ではどうなのかなぁ・・?
by sachat06 (2012-11-24 20:50) 

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