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第14回全日本エンデュランス馬術大会2013 〜大会レポート(2) [乗馬]

(9月22日大会当日)
エンデュランス競技というのは野外を走るため、大勢で見物できるというものではありません。しかも馬が走るのは車が入らない道です。
スタートとゴールは一応見物できますが(あと給水ポイントですね)、馬が走る様子をずっと見られるわけではなく、何やらひっそりとした競技です。

全日本の選手権競技の120kmの時間は9時間から12時間もかかり、一般競技の80kmと、いいとき乗馬エンデュランス馬術大会の60kmもあり、どの集団が、いつどこを走るのか予想するのは難しいです。
私は、前日に受付でもらったコース表をしっかりチェックし、馬の平均速度、強制休止時間などを考え、一日の「馬の追っかけ行程表」をしっかり作っておきました。
歩いて馬の追っかけはできないので車で馬を追いかけます。
給水場(クルーエリア)は唯一車で近づける場所です。他にも何カ所か車道を横切るところが見学ポイントになり、それも事前にチェック。

もっともわくわくするスタートは明け方の3時で写真撮影はできないため、いさぎよくあきらめ、6時ごろ家を出てまず戸隠スキー場の給水場に向かいました。

戸隠スキー場の折り返し地点まではスタートの飯綱高原乗馬クラブから20kmあり、一往復で40kmです。120kmに出場する人馬はこれをコースは少し変わりますが2往復して、まず80kmを走ります。そのあと、飯綱コース(20km)を2周します。

私の計算では、120km出場の人馬は、7時半から8時半頃に戸隠スキー場の折り返し地点を通過(2往復目の通過)の予定。最初の通過は4時半頃で、まだ暗闇のため、2度目の通過を待ちました。

7時ちょっと前に給水ポイントに着くと、80km出場の人馬が通り過ぎたところだということでした。(80kmは5時スタートなので6時半前後にそこを通過したようです。もっと早めに来れば良かった、とちょっと後悔。)
晴れわたり戸隠山が目の前に広がり、空気は冷たく、絶好の馬日和りです。

最初に視界に入ってきたのは、60km出場(5時半スタート)のトップの人馬でした。

IMGP4057.jpgIMGP4059.jpg

「うちはクルーがいないからね」と、ご自分で馬のケアをされていました。
馬は非常に元気で水を飲みその辺の草を食べ、10分後に出発。
戸隠山を背景に写真を撮らせてもらいました。人馬とも余裕しゃくしゃく。

IMGP4060.jpg7時18分
ウイングテンプー号と福田晋選手(サニーフィールド・イン・アケノ・ホースファーム)
(このペアが60kmエンデュランスで1位、馬もベストトレインドホース賞を見事獲得しました。)


その後、続々と60kmの人馬が入って来ました。給水場のある折り返し地点はスキー場を少し下った所ですが、ぬかるみがあり、馬がこれを嫌い、他の馬と一緒だと比較的スムーズに通過できるのですが、一頭だとけっこう大変そうでした。


IMGP4065.jpgIMGP4066.jpgIMGP4068.jpgIMGP4069.jpg
IMGP4071.jpg
IMGP4072.jpgIMGP4078.jpg



60km出場の人馬が通過し終わったころ、120kmのトップの谷 邦彦選手と勝太郎 号(山梨県馬術連盟)が入ってきました。この折り返しでちょうど半分の距離です。

IMGP4080.jpg7時51分
IMGP4081.jpg

IMGP4084.jpg
IMGP4083.jpg
手早く馬の手入れ。60kmも走った後なのに、「勝太郎」くん、何事もなかったかのように、まったく元気で回りを見渡している!

IMGP4086.jpg出発、7時58分
ひらりと馬に乗り、あっと思う間に走り去ってしまった谷選手と勝太郎号。
後ろ姿しか撮れませんでした!
3時スタートで強制休止が40分なので、「勝太郎」くんは60kmの山道を4時間10分で走っています。速いな〜!
1000mから1400mの標高差がある山道を登ったり下ったりしながらです!
このペアが最後までダントツの一位、ベストコンディション賞も獲得でした!


続いて2位の人馬です。
IMGP4092.jpg
テン号と村井幸子選手(北海道エンデュランス協会)

「調子はどうですか?」という質問に「馬は元気だけれど、私がダメで・・。」とおっしゃっていましたが、結果は見事120kmの2位になりました。


IMGP4094.jpg
IMGP4098.jpg
IMGP4101.jpg
IMGP4103.jpg
IMGP4108.jpg


あと数頭がちょっと遅れていると聞き、見学ポイントを変え、飯綱方面に下りました。
まだ80kmの人馬を見つけていません。進行状況を知るために大久保の茶屋の近くのEポイントへ。(飯綱コースのスタートから6kmの地点)

数分しないうちに80km出場の人馬が視界に入ってきました。グッドタイミング!

P1000883.jpg
IMGP4141.jpg
P1000900.jpg


80kmの人馬が飯綱コースの一周目に入った所だとわかったので、もう少し開けた場所へと移動することにしました。  (続く)


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