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ツバメの話(その2)〜 猫とも仲良く 〜 [diary]

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猫もツバメも、同居しているうちにどんどん仲良く・・というかお互いを受容する関係になってきました。
猫は本来の小鳥や小動物を捕らえる本能を完全にセーブして、今ではツバメの保護者気分?ツバメも猫が鼻をくちばしにくっつけて臭いをかいでも平気なそぶり。
猫もツバメも学習能力が高いです。

動物は、飼い主や回りにいる人間が、自分をどう思っているかちゃんと判断するし、自分がどういう行動を取らなければならないかを学習します。

「鳥のきもち」(松本壮志 著 / WAVE出版 )によると、
一般に、犬は3日飼うと飼い主を忘れず、猫は3日飼うと家を忘れず、と言われていますが、鳥の場合は飼い主を忘れず、だそうです。
鳥の記憶力はかなりのもので、オウムなどは10年前の飼い主をちゃんと覚えているそうで、しかも、その飼い主が好きな人だったか嫌いな人だったかまで覚えているというからビックリ!

また、犬は飼い主に従順で、猫は奔放と言われているけれど、鳥は飼い主と対等という立場を取るそうです。
確かに、小さなツバメでも、気に入らないことをすると怒ったりします。
オウムやインコは、飼い主が自分をかまってくれなくて携帯ばかりさわっていると、携帯に敵意を持つようになって壊したりすることもあるそうです。

うちの猫も、人が集中しているものが気になるらしく、新聞を読んでいれば必ずその新聞の上に座り込んできます。
人に飼われている動物は、人が何に関心を持っているかにはとても敏感、というのは実感できます。

さて、同居することになったツバメは野生なので、飼い鳥とはまた違うところが多いかも知れず・・試行錯誤の毎日です。
餌については、病院で指示されたように練り餌にし、時々与えるミルワーム(売っているときはふすまが詰まった容器に入っている)はすり餌の中で飼育したものを与える、ということで問題はなくなりました。

2ヶ月半一緒に暮らしていると、ツバメの気持ち(お腹がすいた、のどが渇いた、外を見たい、運動したい、水浴びしたい・・などなど)が、わかるようになりました。
なので、うちのツバメにはけっこう至れり尽くせりのサービスをしてやっていると思います。

なんと言っても、一番神経を使うのは気温。
26℃以下にはしないように、と小鳥のセンター病院で言われたので、部屋のあちこちに気温計を置いて管理しています。
寒さ対策だけではなく、もちろん暑すぎても簡単に熱気にやられてしまうので要注意です。この間、窓のガラス越しの陽を浴びていたら10分ぐらいで熱気にやられ、バタバタぐったり。

まるで、むきだしの心臓を預かっているようなもの・・。

「大変なものを飼ってしまったね」と人に言われます。
ヒナのときに保護されて放鳥できるまで預かるという例は聞きますが、うちのツバメは飛べません。飛べないながらもうまく落下したり、羽根をばたつかせてちょっとの高さならよじ登れるようになりました。

私のフルートの練習を、猫は嫌がりますが(特に高音を)、ツバメは嫌がりません。
フルートの巨匠、マクサンス・ラリューの最新版CDを毎日のように聞かせているせいか、とてもきれいなさえずりをするようになりました。

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