フルートレッスン(27) 〜 テオバルト・ベーム24のカプリースの練習 〜 [音楽]
今年の練習曲は『ベームの24のカプリース』になり、半年かかって9番まで来た。
昨年後半にベームの12の練習曲をやり、結局12番が年内に終わらず2016年に持ち越しになった。
練習は別に年末年始には関係ないけれど、残ってしまうと落ち着かず、しかも12番は私にはなんだかいやな曲で、楽しい正月気分の中で、喉にささった小さな棘のような感じだっった。
1月の最初のレッスンでやっと合格して、『24のカプリース』に入った。
カプリースは一見簡単そうでこれが意外と難しくてなかなかOKが出ない。
最初の2,3曲は70回練習すれば何とかなる感じだった。
レッスンは土曜日なのでこれが終わったときが一番ほっとする時である。
日曜日だけは、解放されてのんびりする。
そしてまた月曜から次の課題に取りかかり金曜日までの5日間、練習する。
最初は譜読みに時間がかかるから2日間は一日4,5回がやっと、
そのあと毎日回数を増やして練習をする。
一回めのレッスンでは一週間の成果を見てもらい、あちこち間違っているところを指摘されて次の週に合格するというのが最短なので、一曲には最低でも2週間かかるが、休みが入ったり、自主的に休んだりで大体3週間かかることが多い。
2週目は5日で70回の練習を目標にする。
ところが5番あたりから70回ではどうにもならず150回くらい練習しないと仕上がらなくなった。
ベーム、難しい・・・。
ベームは現在のフルート(近代フルート)という楽器を完成させた人。
(1794年〜1881年)
『らららクラシック』という番組でベームをドラマ風に紹介していたが、それを見ていたら、ベーム先生に150年前に出された宿題を、私は今やっているのか、と何か不思議な気持ちになった。
練習のためには時間が必要。とにかく時間が足りない。
体力、気力が年と共にだんだん落ちていて、そのわずかな気力はすべて練習に向かうことになる。
洗濯機を回している間も料理の合間でも、とりあえずちょっとでも気力があればフルートに向かう。
これって何かの修行をしているんだろうか?
時間がないためにパソコンを開く暇がなく、大事なコンサートすら記録しないまま日々過ぎていってしまっている。
2016-07-04 23:07
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コメント(2)
テオバルト・ベーム24のカプリースの練習て知らなくて、聞いてみたらこれは技巧練習という感じに聞こえます。
聞くからに難しそうです。
by ayu15 (2016-07-13 10:04)
ayu15さん、コメントありがとうございます。
ベーム、技巧練習ですよ。難しいです!
練習曲ごとにそれぞれ違う技巧の練習をするように組み立てられていて、そのことに感心してしまいます。
by sachat06 (2016-07-15 22:54)