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エマニュエル・パユの2つのコンサート(1) [音楽]

11月28日(火)、12月2日(土)と二回続けてパユのコンサートに行った。
以前はパユのコンサートによく行ったけれど、だんだんと、今さらパユでもないかという気がしてきて少し遠ざかっていた。
観客層で言うと、音大の女子学生がフルートバッグを肩から下げて行くコンサート、というイメージが強い。フルートのコンサートにフルートバッグを持っている人が多いのはなぜなのか、よくわからない。
学校帰りということもあるかもしれないけど、そのフルートバッグがむき出しなのが気になる。衝撃は楽器には良くないから、ぶつけたり落としたりという万が一の事態を避けるために、フルートバッグは楽譜などと一緒にさらに大きなバッグに入れて持ち歩くのが普通だろうと思うのだけれど。

今回は久しぶりということと、無伴奏と、ピアノとのデュオ、という2つのコンサートがあったため、一週間に2回パユのコンサートということになった。

いろんな演奏を聴いてきたので、今パユを聴いたらどんな風に聞こえるだろう、というのも結構楽しみだった。

11月28日(火) 
東京オペラシティコンサートホール:タケミツメモリアルにて
<エマニュエル・パユ SOLO>

(プログラム)

武満 徹:声(ヴォイス)(1971)

マラン・マレ・スペインのフォリア

ピンチャー:3つの小品

ヴィトマン:小組曲(2016)

C.P.E.バッハ:無伴奏フルート・ソナタイ短調Wq.132

武満 徹:エア(1995)

武満徹が2曲入っていたので、興味津々でコンサートを聴いた。
エマニュエル・パユは誰もが認める世界のトップフルーティストで、そのテクニックにはいつも驚いていたが、今回聴いて、いまだに進化し続けていることに感嘆した。
休憩なしで全曲完璧な演奏だった。譜面台の上にはタブレット。

ヴォイスとエアは、小泉浩先生の演奏が頭に刻み込まれているので、ずいぶん違う雰囲気だと思った。
客席に武満徹夫人がいらっしゃったが、どんな感想を持たれただろう、と思った。
久しぶりに刺激を受けたコンサートだった。

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