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(コンサート覚え書き)2017年10月〜「小泉浩&柴田千賀子 デュオリサイタル [音楽]

《 小泉浩&柴田千賀子 デュオリサイタル 》
         巡り〜武満徹の世界

2017年10月19日  仙台市宮城野区文化センターパトナホールにて

プログラム

<1部>
ドリゴ/セレナーデ
ショパン/夜想曲 嬰ハ短調 遺作
バッハ=グノー/アヴェ・マリア
ドビュッシー/月の光
ケーラー/子守歌
ドビュッシー/喜びの島
ドニゼッティ/ソナタ

<2部 武満徹作品>
雨の樹素描Ⅱ
ヴォイス(声)
リタニ
巡り〜イサム・ノグチの追憶に
ピアノ・ディスタンス
エア(遺作)

これだけのプログラムをまとめて聴く機会はめったにないことなので、わざわざ仙台まで出向いたけれど、それだけの価値はあった。
響きの良いホールで、ピアノの柴田千賀子さんの演奏を聞くのは初めてだったが、小泉先生から大変良いピアニストと聞かされていた通り、とても良い演奏だった。
後から聞いたのだけれど、ピアノはどこにでもあるようなピアノで、調律して何とかあそこまでもっていったとのこと。
ごく普通のピアノでも弾く人によってあんなに繊細できれいな音が出るのだ。

小泉浩先生の演奏はもう数え切れないほど聴いているが、やはり「エア」「巡り」は素晴らしかった。「エア」は武満徹の遺作で、病と闘いながら(もっと歌いたい、もっと歌いたい・・)という武満の思いが作品に込められている。
武満が亡くなったとき、お別れの会で小泉先生がこのエアを演奏したそうだ。
「巡り」は鳥肌が立つような演奏だった。ピアニストの柴田千賀子さんが、舞台上で曲の紹介をして、初めて小泉浩の「巡り」を聴いたときはあまりに素晴らしい演奏で自然に涙が出てきた、と仰っていた。

(*仙台は初めて行ったのだけれど、お寿司とビーフシチューが美味しくて、これは遠くまでやってきたご褒美でした。。。)





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