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(コンサート覚え書き)2017年10月〜 アンサンブルノマドのコンサート [音楽]

アンサンブル・ノマド結成20周年記念コンサート《饗宴》
メンバーによる協奏曲集  第2回目(第60回定期演奏会)
          〜 音響の沸騰 〜


2017年10月20日(金)19:00 東京オペラシティリサイタルホール

<プログラム>

1.三善 晃:マリンバと弦楽合奏のための協奏曲(1969)
        マリンバ:加藤訓子

2.A.ウルクズノフ:フルート、ギターとアンサンブルのための
           ブロークン・コンチェルト(2016〜17)
   フルート:ミエ・ウルクズノフ、  ギター;アナタス・ウルクズノフ

3.W.A.モーツァルト;ピアノ協奏曲第9番変ホ長調(1777)
        ピアノ/指揮:稲垣 聡

4.H.バスケス:エエカトル(2014)
        フルート:木の脇道元


マリンバの演奏は、音と身体の動きが一体となった表現だと思った。ダイナミックで、しかも音はまるみがありやさしい響きで楽しめた。
2番のギターとフルートの協奏曲はアンサンブル・ノマドの20周年記念に寄せて書かれたという。プログラムノート(後で読んだのですが)によると、「ブロークン・コンチェルト」という題名が現すように、「既成のコンチェルトの形式が壊された」あるいは「楽器の既成概念が壊された」という意味を持つ。
前日に聴いた音楽(フルートとピアノのデュオ)とはまったく別のもの、という感じで、同じ楽器ではないように思えた。
3番の稲垣聡さんによるモーツアルトのピアノ協奏曲。アンサンブル・ノマドのコンサートでモーツァルトを聴くことはないので、新鮮で嬉しかった。新しい音楽の中で聴く古い音楽ーそれは古典音楽の閉塞感をとばしてくれる。
4番のバスケスのエエカトル。ひたすら美しい音を追求するというのがフルートという楽器の特性だと思うけれど、木の脇道元さんのフルートは表現の幅がものすごく広いので、フルートを聴いているということを忘れてしまう。

(* 前日に仙台でフルートデュオリサイタルを聴いて翌日に新幹線で東京に戻ってオペラシティへ、という日程になってしまいました。
2夜連続のコンサートは、違いが際だって面白かったけれど、健康で身体が丈夫な人でなければちょっと無理かと・・。すご〜く疲れました。。。)

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