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新型コロナウィルス [雑感]

2020年1月末に新型コロナウィルスのニュースが駆け巡った。
台風による災害の爪跡も消えないうちに、コロナウィルスによる災害。
新型だから正確な情報もなく、
クルーズ船、ダイアモンド・プリンセス号の監禁とも言えるニュースにただただ不安になり、
あっという間に日本にもコロナウィルスの感染の嵐が上陸した。
感染したのかどうかをきちんと知りたいというごく当たり前の反応に対して、
pcr検査は精度がないので意味がない、新型コロナはインフルエンザと同じようなもの、大騒ぎすることはないという、意味不明のストッパーがかかり、感染対策が遅れ国民は不安のままに外出制限、営業制限を強いられて1年が過ぎた。
今年になって4月頃ようやくワクチン接種が始まる段階にこぎつけたようだ。
日本の医療が国民から不信感を持たれ、経済は落ち込み、失業休業が相次いだ1年間だった。
災害なのだから誰のせいでもないけれど、国民不在の政治の迷走によって取り消しようがない深い傷が国民生活にもたらされた。
子供も、青年も、大人も、お年寄りも、深く深く傷ついてしまった。
家族は分断され、地域は偏見と差別で分断された。
今後どんな風に修復されていくのまだ展望は見えない。1年半かかるのか、2年かかるのか、それ以上かかるのか、、、誰もが早く感染が収束することを息をひそめて待っているような日が続いている。

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猫の話 [雑感]

6月末に3ヶ月の子猫の里親になり毎日いろいろ大変な思いをしている。
15歳の猫がどうしても子猫を受け入れてくれない。
以前も10歳の猫と子猫を一緒に育てた経験があるのでたかをくくっていたかもしれない。
15歳は他の猫を受け入れるには年を取りすぎている。

そして子猫は3ヶ月だともう活動力がありすぎて、15歳の猫の静かな毎日をただひっかき回すばかりなのだ。もうすこし小さいうちなら良かった。
先輩猫が寝ているところに手を出したり、いきなりジャンプしてタックルしたり、
人間でも驚いてギャッと声をあげてしまう。寝ている猫はたまったものではない。

IMG_2600.jpg来たばかり、小さいのに威嚇してくる
IMG_2724.jpgワルそうな顔・・・
IMG_2738.jpg寝ているときは可愛いけど
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IMG_2700.jpg好奇心いっぱい


15歳の先輩猫は穏やかタイプ、15歳になってから今までよりもさらに人の言葉をよく
理解する能力が高くなった。
今で見向きもしなかった人間の食べ物をほしがるようになった。
そう言えば、前にいた19歳の茶トラは、コーヒーが好きだった。
年を取ると人間に近くなるのだと思った。

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3ヶ月たってもなかなか2匹の猫の状況は楽にならない。。。
誰か、子猫(もう中猫だけど)飼いたい人はいないかな〜。




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今年の桜〜信州〜 [雑感]

数年ぶりのお花見。
人混みが嫌なので、ふだんは、散歩のときや車や電車やバスの窓から通りすがりに見るくらいですが、何年かに一回位「たまにはしっかりお花見をしてみよう」と思いたちます。
桜を楽しむには、まず桜の回りの場所が風光明媚であること。
そして人がいないこと。
この2つが私の花見条件です。
4月10日頃、関東はすでに桜は終わっていましたが、北信濃はちょうどいいタイミングでした。


<松代城跡の桜 4月10日(金)曇り、夕方から小雨>

満開でした!
桜祭りは翌日の土曜日からで、天気がはっきりしないせいもあってか、この日はほとんど人出はなく、しんと静まった城跡の桜を楽しむことができました。

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<同じく松代、恵明禅寺の桜 4月10日 満開 >

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偶然通りかかって山間にとてもきれいな桜の彩りを見つけ、行ってみました。
中にいた方が、「どうぞ、どうぞ、見て行ってください。」と招き入れてくれました。
外から見ると日本昔話に出てくるような寺の風情。
境内に入って目をひくのはものすごく立派なしだれ桜でした。

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明日はツアー客が大勢来る予定ということで、「桜が明日まで保ってくれるといいんですが、今年は桜が早くて・・」「本当はもっともっとピンク色が濃くてきれいなんですよ」と説明されていましたが、私がこの日見たしだれ桜は、これまで見たどのしだれ桜よりもきれいだと思いました。

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しだれ桜の隣に広がる畑もしだれ桜と見事に調和して、これぞ日本の風景。

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<長野市 素桜神社神代桜  4月10日  つぼみ>

まだ未開花という情報でしたが樹の様子を見に行きました。
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エドヒガンザクラで、唯一国の指定を受けた天然記念物だそうです。推定樹齢1200年。スサノオノミコトの伝説も併記されていました。

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古木なのにつぼみがぎっしり。これが咲いたら見事でしょう。
4月下旬から5月上旬まで楽しめるそうです。




<中野市東山公園 4月11日 12時 晴れ 3分咲き>

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3分咲きでしたがなんといっても山の中ので見る桜はゆったりしています。
参道を登った所にある観音堂からは、中野市の町並みが一望でき、北信五岳が間近に見えます。
ここでお弁当。名物のあげまんじゅうは美味しいです。




<中野市高梨城址  4月11日 午後2時 晴れ 満開>

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同じ中野市でもここは日当たりが良く、桜は満開。
わりと若木なのか樹高は高くないけど、勢いがあってぎっしり花開いた桜が笑っているよう。




<須坂市 臥竜公園 4月11日 4時 曇り  7分咲き>

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すごい人出。夕方だったので花見団子も売り切れの茶店がほとんど。やっとゲットしただんごとおでんを食べ、早々に立ち去りました。

桜の名所は、土日の花祭りにぶつかるとやはり人混みがすごくて、ゆっくりは見ていられません。
平日の早朝とか夕方がいいようです。

桜情報は『さわやか信州旅net』で見られます。(こまめに更新されていて便利です。)
つぼみだった「神代桜」は、今(4月23日)ちょうど満開のようです。


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終に春が〜 [雑感]

今年の冬は本当に寒く、1月、2月はひたすら寒さに耐え、3月になっても気温はなかなか上がらず、下旬になってようやく春らしさがやってきました。

山の中は道路は乾いているものの、家の回りはまだまだ雪です。
3月20日
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屋根の雪も落ちるためこんなに雪が。出入り口を作るのに一苦労です。

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小鳥の餌台を占領するリス君。
ペットボトルに入れたヒマワリの種を上手に食べます。
鳥は種をくわえて樹の高い所で食べたり木の皮の下に貯えたりしますが、リスはその場で食べることが多いので、回りは種の皮が散乱しています。
冬の間雪の上を2匹で走り回っている姿を見かけました。
小鳥たちは今の時期だと陽差しが林に差し込む8時頃から動き始めますが、リスはもっと早い時間に餌台にやってきます。

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雪解けの地面の上でキジも活発に動き始めました。


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雪が溶けた所からどんどんフキノトウが顔をだしてきました。



3月22日 埼玉では早咲きの桜が咲きました。(安行)
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IMG_5141.JPG竹も瑞々しく

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とりあえず更新 [雑感]

いつの間にか夏が終わってしまったと思っていたら、9月も終わり・・。

山の中ではネット接続が思うようにいかなくて、写真一枚アップするのに20分以上かかったりして、とてもパソコンには向かっていられません。
パソコンを開かない生活をしばらく続けていたらすっかりそれに慣れてしまい、気がついたら9月も終わりでした。

長い間放って置いたら広告が出てしまったので(ソネットブログのシステム)、とりあえず更新だけ。

<終わってしまった夏の空>

8月下旬、信州の高原から帰る途中の空
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今年の夏はかなり充実していて忙しくもあり・・
下界を忘れて過ごしていました。
帰りの空は雲海が広がり夏疲れの神経を休めてくれるようでした。

9月初旬の空
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動物の話〜茶臼山動物園 [雑感]

人間よりも動物が好きなので、この年になっても動物園は好きな場所です。
人混みはきらいなのでめったに行きませんが・・。
茶臼山動物園は山の上、気持ちの良い場所にありました。(5月中旬)
(写真の一部)

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園に入ってすぐに対面するのがトラのみらいちゃん(メス 4歳)
動物園の猛獣はたいていゴロゴロ寝そべっていてあまり動きませんが、みらいちゃんは非常に多動。檻の前を歩く人に反応して一緒に動く。この日は小さな子供が走るのにあわせて走っていました。
私も真似して走ってみると、なるほど一緒に走る! どう見ても一緒に遊んでいる!
家で猫と追い駆けっこはするけれど、トラと追い駆けっこできるとは!
走りながら上の棚にジャンプして見せたり、走り疲れて檻のなかの池にジャボンと飛びこんだり・・観客へ大サービスでした。
去年もみらいちゃんが走る姿にびっくりしたけれど、一年たって4歳になっても相変わらずのやんちゃぶりでした。

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ゾウはやはりすごい生き物、という感じです。あんなに大きくて、長生きで、人に飼われて労働もする。たいへん頭がいいにちがいありません。動物に人間の尺度で頭がいい、悪いというのもばかげていますが、ゾウの場合「頭がいいんだろうな」という表現がピッタリするような。
まず厩舎に入って檻の中を見ました。檻の反対側に外に開いている出入り口があり、その入り口から外を歩き回っている大きなゾウが見えました。ゾウの方もその入り口を通して厩舎の中の私たちを認識したようで、のっそりと中に入って来ました。
中から外は見やすいけれど、外から中は逆光のはず。それに象は視力は弱く色覚もないそうで、もっぱら聴覚、嗅覚に頼って行動しているそうです。
厩舎の中(しかも檻と側溝を隔てて)にいた人間に気付く、というのはすごい!というより怖ろしい嗅覚です。
ゾウはのんびり入ってきて柵から長い鼻を伸ばしてきて、何ももらえそうにないと思ったのか、またのっそり外に出ていきました。

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茶臼山動物園の名物レッサーパンダです。
この日はかなり気温が高いせいで外の檻ではもっぱら昼寝をしていました。
パンダ舎の中に入ると、ものすごい勢いで走り回ったり、じゃれて相撲を取ったり・・。去年生まれの4頭だそうです。
取っ組み合って下になったパンダが「キーッ!」と声をあげる以外は、無言で遊び走り回っているのが人間の子供とはずいぶんちがう。
レッサーパンダの仕草はすごく可愛くていくら見ていても飽きませんが、こんなのが家にいたらすご〜く疲れそう。
頭上の梁の上を走り回っていて、下の人間の頭の上には飛び降りないのかな〜なんて考思いましたが、そういうことはないようです。そうでなかったらこんな風に間近で見られないですね。

IMGP3513.JPGたぬき

レッサーパンダにもどことなく似ているタヌキ。こちらはのっそり固まっているだけで、ふ〜ん、タヌキだなあ、という感じ。

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とても・・とても、不思議な姿です。

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ふれあいコーナーに山羊がいて、さかんにメェメェ鳴くので頭をゴシゴシこすってやりました。
気持ちよかったらしく、短いしっぽをパタパタ振って「もっと、もっと」と頭をすり寄せてくる。角の下なんかは自分でこすれないからきっと気持ちがいいに違いないと思い、一生懸命こすってやりました。

さて、次のところへ、と思い歩き始めると、手からぷ〜んと山羊の臭い。
かなり臭いが強く水で洗っても落ちない。石けんで洗っても落ちない。
家に着くまでマトンの臭いをまき散らしていたようで、家の猫もフンフンとしきりに臭いを気にしていました。
2,3日はどうやってもその臭いは取れず・・。あれだけ念入りにゴシゴシこすったので、指の皮膚の中にしっかり臭いがついてしまったようです。


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クマはやはり堂々と圧倒的な存在感で、これに出くわしたらどうしようもないな〜、としみじみ思ったのでした。ハンモックに寝そべって人間を見る様子はまるでちっぽけな生き物を睥睨する、といった風情。完全にこちらを無視、と思いきや・・
檻の近くにいた少し小ぶりな熊に近寄って写真を撮っていると、さっきのハンモックの大熊がのっそり起き上がって柵の近くの熊の所まで来て、どさっと座り込んでこちらを見始めた。
まるで猫そっくりの仕草なので「おお、よしよし、お前も来たのか・・。」と言いたい気持ち。
う〜ん、熊は何を感じているのか。。

動物園は謎だらけ。
こんな狭いところに入れられて可愛いそう、という考えもありますが、まったく動物を身近に見たことがないと、動物に対する様々な感情も、人間は持つことはできない。
動物園の意義はそこにあるのでしょう。


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10歳のトウカイトリック [雑感]

12月1日、感動のステイヤーズステークスでした!

競馬には疎く、賞の名前も知らないで漠然と、北村宏司騎手とトウカイトリックという馬を目で追っていました。はじめはかなり後方にいて、徐々に真ん中グループの中に入ってきて・・<まだ後ろの方だけれど、けっこう馬に勢いがあるなぁ>と思っていたら、「あと一周です!」とアナウンスの声。

えっ、あと一周?!とびっくり。それからは「ガンバレ、ガンバレ」と心の中で一生懸命に応援。十分に力を発揮して、でも安全無事に・・というのが私のガンバレ、です。

ゴールが近づきトウカイトリックは先頭集団の中で走っている。
でも回りも速い、後ろからも速いのがやって来る、
アナウンサーが「内から○○です!外から△△が来ました!」などと、他の馬の名前を大声で叫ぶ中、真ん中からトウカイトリックがす〜っと出てきて、

きれいなゴールでした。文句のつけようがない勝利!と、私にもわかりました。

それにしても2周だなんて・・長すぎるな〜。後で調べたら3600m!
人が1km歩くのに15分かかるので、3.6kmだと私なら1時間かかる距離です。それを3分46秒とは・・馬は何と速く走れるものなのでしょう!

馬のおかげで人間の文明が発達したと言われるのも道理です。
馬がいたから物を遠くまで輸送でき、また開拓したり、他の国を侵略し自国の領土を広げたり?・・と、馬力というのは本当に凄い!

馬から降りた北村騎手の顔は、勝利の笑みではなく、壮絶な戦いを終えた厳粛なものがありました。

そ〜して、トウカイトリックが10歳馬(あと一ヶ月で11歳)ということを知ってますます驚いたのでした。
なんか、すごく感動して、10歳のトウカイトリックがあんなに頑張るんだから、私もがんばらなきゃな・・(て、何をがんばるのかわからないのだけれども)

取り合えず運動不足の私は4キロの散歩くらいはしようと思い、翌日から4キロ散歩を始めました。これを3分46秒で走ったんだな〜と思いながら歩くと、散歩など何ほどのことでもないのでした。
北村騎手、トウカイトリック、本当におめでとうございます!!

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動物とのコミュニケーション [雑感]

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「悲しみの声が聞こえる」ニッチ・マッケイ著

馬が好きな人なら誰でも、自分もニッチ・マッケイみたいになりたいと思うのじゃないだろうか。
馬と会話ができる、それも普通の人よりずっとずっと深い会話ができる・・それがニッチ・マッケイ。馬だけではなく、どんな動物とも気持ちを集中させると会話ができるニッチは、動物好きにはあこがれの存在だ。

動物の気持ちを読む能力というのは誰もが少しずつは持っている。
愛犬が今何をしたいのか、愛馬が何を要求しているのか、動物と関わっていると自然にいろいろわかるようになる。
ニッチはその理解力が並外れて優れている人なのだ。そういうのを『天賦の才』と呼ぶのだろう。

最近、そういう『天賦の才』のない人間でも、感覚をとぎすまし一生懸命に動物の声に耳を傾けようとすると、今までぼんやりと感じていたことがもっとはっきり感じられるようになるのではないかという気がしている。
「動物の気持ちははっきりとはわからないもの」と、簡単に決めてしまったらそれで終わり。
あきらめずに、もっと良く聞こうとするならば、動物の声も聞こえてきて会話ができるような気がする。

この間、引退した競馬馬とかなり長く話しをした。
「最近はどう?」「ここにはもう慣れた?」という挨拶から始まり、「競馬時代はつらかったね、特に障害競馬は苦しかったね・・」とか、「もうあんなに無理して走らなくてもいいんだよ、ゆっくり楽しく走ればいいんだよ・・」などなど。
しばらくすると、馬は耳を傾けるような仕草、時々あいづちをうつように頭をコクンコクンと下げる。そして、鼻面を伸ばしてきて私の手を触っていた。
なんか話が通じたように感じた。

こういうのは、興味の無い人には「ただの思い込み」と片付けられる。
馬と話をしている気になっているだけ。馬がうなずくように頭を上下させたのは何か食べ物でも欲しかったからだろう・・と。これが一般的な受け止め方。
たまに、自分と同じように、動物とは一生懸命話そうとすればより深い会話ができる、と思う人がいたらそれはすごく嬉しい。

ニッチ・マッケイの本は私が夢見る世界が書かれている。

猫というのは身近にいながらわかりにくい所がある。
猫のジッと見つめる神秘的な目からは、なかなか感情を読み取れない。猫にはどこか超然としたところがある。人のために働いたりしないし、あまり鳴き声も立てない。
一生懸命に話しかけてもはかばかしい返答が返って来ない。
猫でもわりとよく鳴く猫はちょっとはちがう。何かにつけて声を出す猫とは、会話にも張り合いが出る。でもいくら長々と話をしても、何を言っているのかサッパリ伝わってこないと、ちゃんと日本語で話してくれたらな〜、とため息が出る。

小鳥(野鳥)はよくさえずるから、会話しやすい。できるだけ小鳥の鳴き声を真似して話しかけると返事が返ってくる感じ。でたらめに鳴き真似せずに、言いたいことを頭に思いうかべて(「こんにちは」「気持ちのいい日ですね」「「何してるの?」とか)鳴き真似すると、会話が続くようである。
散歩途中に電線に留まったシジュウカラに、感情をこめて一生懸命口笛を吹くと、シジュウカラもどんどんさえずる。何度も何度も繰り返していると他の鳥もやってきて見物している。
だけど5分以上も口笛を吹くとすっかり疲れてしまい(鳥たちはさえずるのが得意なのだからかなうはずない)、すごすごとその場を立ち去った。

犬は目で物を言い、身体全体を使って感情を表す。人間にとてもわかりやすい表現方法を持っている。
馬は犬のようには感情を表さないように見えるが、それは、人が犬に対するように馬に向き合わないということもあると思う。
馬の大きな眼、長い首、息づかい、大きな耳・・はとても雄弁だと思う。ただしこちらが無関心ならば相手から積極的な感情は伝わって来ない。
「馬は道具だ」と人が思っているならば、「道具」としての役割を果たすだけである。そういう存在でいる所が不思議である。

実際、普段から人によく話しかけられている馬とあまり話しかけられていない馬は、顔の表情も微妙に違う。
話しかけられたことがない馬に話しかけると、ちょっとおどろいたような顔をする。人と馬との間にあるベールが一瞬取り払われるのだけれど、すぐに馬はまたベールの向こうに行ってしまう。
毎日根気よく会話を試みているうちにだんだんと人と話す馬になってくる。

雑食である人と動物の関係にはややこしいものがある。
人は、食肉になる家畜と会話をすることを自然に避けるようになる。そうしなければどうして牛や豚や鶏の肉を食べたりできるだろう?
どんなに牛の子供が可愛くても名前をつけないのは、人と牛との間に一線を引くため。

目をつぶらなければならないことはあまりに多い。<何も見えない、何も聞こえない、感じない>ふりをしていなければ、スムーズに生きていけない。

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(猫同士のコミュニケーション)
両方とも雄なのでライバル意識が強く、食べ物を前にするとケンカになったりするけれど、寒いときは仲良くくっついて寝ている・・が、実は葛藤がある。茶トラは本当は右側に寝たいのです。


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19歳でも元気 [雑感]

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家の中で飼われている猫の場合、平均寿命は15〜16歳と言われている。まれには30歳を超えて長生きをする猫がいるらしい。
うちの猫(チャー)は19歳、この冬には20歳になってしまう。

拾われて来たときは、手のひらに置いても羽根のような軽さで、そのうちどんどん大きくなり心配になるほど太っていた。6〜7年前からは食も細くなりだんだんやせてきて、今では最盛期の3分の2くらいの体重だろうか。
本当に賢く立派な猫で、天井までジャンプし目にも止まらぬ速さで家の中を走りまわっていたが、今ではまったく静かなものだ。体力が衰えるのはどうしようもないことだ。

今年の夏も猛暑が続き、うちの猫たちも身を守るためか、省エネでひたすら寝ていた。
思い切って田舎の涼しい山に連れて来たら、車の中で熱中症になってしまった。
もともと車がきらいなのに無理をさせてしまった。
翌日は暗い場所にずっとうずくまったまま。
それでもだんだん元気になって食欲も出てきた19歳のチャー。(8歳ネコの方は車はまったく平気。車に乗ったら寝るものと思っているようで何ともない。ぐっすり眠り元気いっぱい。)

ドライヴのストレスを取るか夏の暑さのストレスを取るか迷ったけれど、結局、涼しい山は猫には良かったみたい。食欲もいつもより旺盛になり、おしゃべりも始まった。チャーは以前からしゃべり好きで、他の猫がニャーと鳴くだけなのに、グフーとかムニャムニャとか発声がとても豊か。5秒くらいムニュムニュムニュと一人言を言っているときは、思わず「ちゃんと日本語で言ってよ。」と言いたくなるほど。
後輩の猫を威嚇するときはアオ〜ンと咆哮する。車に乗せようとしたら、耳をつんざくばかりの抗議の「アオ〜ン」を浴びせられてしまった。

私が猫語を話せればいいのだけれど・・。ま、猫語を話しているようなものかもしれない。チャーが何か言い、私が日本語で「何なの、○○なの?」とか聞き、チャーがまた「グフフ」とが「フガ〜」とか返事をし・・・これを10分もお互い飽きずに続けているのだから話していると言えば話していることになる。

この間猫の食べ物をネット検索していたら、あまり食べさせてはよくない食品に、海苔とコーヒーがあり、これはチャーの好物なのでぎょっとした。
おにぎりを作っているときなど騒ぐので少し海苔を食べさせていたけれど良くなかったか・・。
コーヒーは、飲み残しのコーヒーカップがあると、必ず手を入れてその手を舐めている。変な物は好きだな〜と思っていたけれど、コーヒーも猫には良くないのか。
あとはカステラとかあんこもの、別に食べさせたわけではないのに、これらの甘いものの臭いには誘惑されるようだ。小さじ半分も食べさせてやれば満足するけれど。

外に出たことのないチャーは土と草の臭いを確かめている。
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後輩の8歳猫はどんな所も馴染んでしまう。
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コーヒーを舐めているチャー
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チャーは写真が嫌いで、可愛いなと思ってカメラを向けるとさっと目を伏せてしまう。人間並みに慎み深いところがあるのです。

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桜くらべ [雑感]

今年の春は寒い日が多くて桜も長持ちし一ヶ月も見ることができた。
本命の山桜はこれからだけど取り合えずこれまでの記録写真。

草加市古綾瀬川 4月6日
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伊那町 ここの桜が一番見事かな。ものすごく背が高い。4月8日
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中野市高梨城跡 4月14日
若い木で勢いがあった。この日の東山はまだ咲いていなかった。
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須坂市臥竜公園 まだ7分咲き 4月14日
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中野市谷厳寺(雨の中の桜)4月27日
田舎なのに風情のある寺である。
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長野市飯綱高原4月29日
ループラインの道ばた。春を告げる桜の木
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