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冬の飯綱高原 [信州]

山の冬の寒さは厳しい。気温は氷点下、雪かきはかなりの重労働だ。
それでも冬景色の美しさはその大変さを相殺して余りある。
雪が創り出す世界は、そこに住むものたちへのご褒美?
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一面すっぽりと雪に覆われた池

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なんでもない道も雪と陽光が織りなす陰影でとても賑やかだ。

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雪が降り続いた翌朝、
空は曇り、ただ雪の白さだけが創り出す世界。
完全に『無音』、凍りついた風景はまるで天上の世界。

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曇り空から一転して青空が広がる。
あっという間の、嘘のような変化にいつも息を呑む。

どんなに雪に降り込められても、一瞬一瞬に見せつけられる冬の顔につい騙されて、この寒い場所に居続けてしまう。





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雪のシーズン到来! [信州]

12月28日から降った雪で飯綱高原はすっかり雪景色になりました。
今までほとんど雪が降らなかったので、今年のスキー場は新年に間に合わない?と心配されていた人が多かったようですが、これならお正月に間に合うでしょう。

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でもここに住んでいると、毎年繰り返されることながら、雪が降るとやっぱり大変。
都合良く少しずつ降り積もるわけでなく、
降る時はドサッと一度にというパターンが多いので、雪かきに明け暮れることになります。
それに何といっても道路状況、車の運転が不安です。
いざという時のために冬は多めに食料を買いこんでおかないとなりません。
置き場は、家の外。ほとんど冷凍室並の温度なので便利です。
冬は熊はいないけれどタヌキやキツネはいるのできちんと梱包して。

28日は朝から少し積もっていたのですが、昼頃人と会うために車で出かけたらだんだん危ない雰囲気になってきて、県道や国道もきれいに除雪されていた道路があっという間に白くなる。
40分ほどして用を終えての帰り道。脇道に入るともうかなり雪深い感じで、しかも視界が悪い。。
外が寒すぎてガラスが凍り付いてワイパーがあまり効かない。
しかもこんな軽くて細かな雪がどうして?と思うほど、積もるスピードが速く、道路の端っこがはっきり見えなくなっている。
何年か前に、家の6メートルほど手前でスタッグしたことがあるので、それを思い出し、
慎重にハンドルを回し止まらないようにようと念じながら戻りました。

これだけでけっこう神経は疲れているのだけれどすぐに雪かきです。
どんどん降っているので雪かきしてもまたすぐに積もってしまうけれど、
これをやらないと、一度に大量の雪かきをすることになってしまう。
人力なのでただ黙々と雪かきをします。15分もやっていると汗びっしょり!

雪の大変さは嘆いても仕方ないことで、何も考えず決めた時間を静かにやるのがコツ。
もっともっと、とやり過ぎると後で疲れが出るのでほどほどにして休みます。

雪の苦労は道路脇や林の中に雪をうっすらまとってすくっと立つ木や、
鉛色の空と雪と木々の黒い幹が作り出すモノトーンの世界の美しさ、
また雪が降っているのに思いがけなく差す陽光のまばゆさ・・など、
そういうものに慰められるものです。
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冬になると野鳥たちが餌台にやって来て愛らしい姿を間近で見られます。
これはいくら見ていても飽きません。
高い樹の梢から、ブ〜ン、ブ〜ンと波乗りのように空中を舞って降りてきます。
低木の小枝から小枝へと蝶のようにひらひら舞ったりもします。
いつもより羽毛を膨らませているためふっくらして見えるのが可愛い。
脚は、むきだしの素足だけど血管がうまくできていて雪対応。

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厳しい冬のおかげで、春の訪れは何よりも嬉しく輝かしくなります。
そう思うと、泣きながら雪にも感謝・・。


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秋深し [信州]

10月30日 飯綱高原の紅葉もそろそろ終わりです。
厳しかった暑さがおさまったと思ったらもう冬の足音!
ちょっと秋が短すぎるのでは〜〜〜。

2日前に鮮やかだったもみじもすっかり色あせてきましたが、
大座法師池の回りのもみじはまだ頑張っていました。

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秋の午後の陽に照る山もみじ、最後の輝き。



今年はりんごが美味しい!!
信州のりんごは最高です。
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シナノスイートとシナノゴールド


山の直売所で買ったこのシナノスイートは特に絶品でした!
生産者の方とたまにおしゃべりできるのも直売所ならでは。
リンゴもどんどん新種ができ、どんどん味も良くなっている気がします。

ある時、すごく美味しいりんごを味見させてもらい、何というりんご?と聞くと、
まだ名前はつけてない、とのこと。
いろいろ交配して新種ができるのですが、この美味しいりんごの作り方は、
生産者さんがどうやって作ったのか忘れてしまった、という残念な答え。
「幻のりんご」になってしまいました。
11月下旬までは山の直売所はやっています。雪が降ったら閉店ですね〜、
淋しいです。。

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9月の信州 〜 秋の味覚(追加) 〜 [信州]

9月23日
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しばらく留守にしていたら、また見事なタマゴタケは生えていました。
この時期は突然キノコが現れるのがで油断できません。
このタマゴタケは直径15cm、猫の頭よりずっと大きい!

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さんまの炭火焼き
タマゴタケはアルミホイルの中
ハナイグチの大根おろし和え
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ホイル焼きのタマゴタケにバジルのオリーブソースをかけたもの
何かの味に似ている・・ウニの味のよう。

この時期はとてもぜいたくな食卓になります。


この夏、初めてバジルのオリーブソースを作ってみましたが、ものすごく重宝しています。
トーストやピザにのせたり、肉料理にかけたり、もう何にでも合うのが不思議。
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食欲の秋、つい食べ過ぎになるのも無理ないなぁ〜

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9月の信州 〜 秋の味覚 〜 [信州]

厳しい夏が終わりやはり突然のように秋が来た。
9月前半によく雨が降ってキノコがたくさん出てきて、もう林の中は宝の山。

家の庭で見つけたハナイグチとタマゴタケ
IMG_3294.jpg川沿いに出たハナイグチ
これはスープや汁物に
出たらすぐに採らないとだめ、1〜2日が勝負

IMG_3292.jpg立派なタマゴタケ
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タマゴタケは卵に合います。オムレツやスープに
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豪華な朝食
パンの上の緑のは夏に手作りしたバジルオリーブオイル
ジャムは庭のベリーで作ったもの


林の中でキノコ狩り。
キノコの判別は素人にはできないので、目だけののキノコ狩りです。
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IMG_3297.jpgヤマボウシの実
今年は熊の大好物のヤマボウシの実がたくさんなっています。
甘くて美味しい。

IMG_3337.jpgトリカブト
毒草だけれど花はとても可憐できれい。

IMG_3338.jpg小布施の栗
ついに栗も出回りました。こんなにあって450円。

これからは美味しいりんごや葡萄がどんどん出回る嬉しい季節ですね。



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8月の信州 [信州]

7、8月はひたすら暑さに耐えるばかりだった。
じっと堪え忍んでやっと8月の末になった。
暑さに弱いので外出もしなかった。8月の下旬になって、このまま夏らしい楽しみを味わわずに終わってしまうのは淋しいなあ、と思い出かけてみることにした。


志賀高原

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横手山の山頂の手前。ここからリフトがある。
リフトには乗らず少し歩いて上ったところ。ほんの少し歩くだけでけっこう息が上がる。
やはり2000mを超えるというのは違うものだ。

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横手山近くの道路からの展望。昔と変わらない。

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見事な噴煙、以前はなかったと思う。



戸隠高原

春夏秋冬一年を通じて良く行く場所だけど、いつ行っても気持ちがいい。

IMG_3068.jpg鏡池

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戸隠キャンプ場   見事な桑の木

キャンプの装備も今は豪華になって巨大なゲルみたいなテントがたくさんあった。


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馬や牛がいると風景にも厚みが出る

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大座法師池

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お馴染みの場所

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この日はもう秋の空

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ツバメたちが渡りの飛行訓練をしていた。
卵から孵ってここまで育つのはわずか13%だそうだ。
これから数千㌔の海上を飛んで行く。凄いなあ!
じっと見ていたら白いツバメを発見した。他のツバメに追われているようだった。
このうちのどのくらいのツバメが無事に渡ることが出来るのだろう・・

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ゴールデンウィーク 〜食べる〜 [信州]

気候が良いと野外での食事も大きな楽しみ。

ダッチオーヴンでワインでじっくり煮込んでいるのはスペアリブ
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黒く見えるけど焦げているわけではありません。
すっと箸で切れる柔らかく素晴らしい出来上がりでした。
味はもちろん!!
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付け合わせはキャベツとベーコンのパスタ


別の日、同じくダッチオーヴンで作ったローストポーク
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これも本当に美味しいできでした。ローストビーフよりおいしいかも?
大根おろしとタマネギベースの2種類のソースをつけましたが
下味がついているのでそのままが一番美味しいようです。


そば打ち体験で作ったソバ
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やはり打ち立てというのが美味しいんでしょうね。
言われた通りにやればこんな風に完璧につくれるのだと感心しました。

水分の量は細心の注意を払う。プロはその時の湿度も考える。(「雀の涙」の一滴で味が変わると言われているそうです)

粉を混ぜる、こねる、伸す、はとにかく手早く。スピードが大事。

打ち立てをサッと茹であげ、
水がしたたるうちに食べる。

スピード感がある食べ物なんですね。
確かにこうしてできたソバは、刻みネギの薬味以外は何もいらない美味しさで、満足しました。


(おまけ)
手作りのクリームあんみつ、ベースは市販のあんみつですが、
いろいろ加えたので、、、それは美味しくなるわけで。
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野外料理は本当に美味しいですが、ホスト役は大変な思いをします。客が多いと、普段の5倍分の仕事量になります。
できればお客さんとして参加したいですね。



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ゴールデンウィーク 〜北信濃〜 [信州]

ちょうど山桜が見頃でした。

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背の高い山桜は木の下から見上げると葉っぱが多く見え、
ちょっと離れて見ると、ほんのりと薄いピンク色が、回りの柔らかな若葉の樹々の中で気品のある美しさを放っています。
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ここは訪れる人がほとんどいない不思議な空間、秘密の場所。
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大座法師池
池に浮かぶボート、「小舟にて」といった風情。
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夕方の大座法師池、一番好きな時間です。
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馬がいる風景
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ゴールデンウィークというのは人と車があふれてうんざりな時期ですが、自然界はまさにゴールデンな時期、

鳥は賑やかにさえずり、夏の渡り鳥のさえずりも加わり、
芽吹いた若葉が日ごとに成長し、一気に周り中が緑に染まっていく。
これを見るのは人生の大きな楽しみの一つでしょう。
もっと分散して休みが取れるといいのですが。。。


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雪の中の風景3 [信州]

カラ類などの野鳥やリスが近くに遊びに来てくれるのも雪の季節ならでは。
雪を背景にしているから良く見えるということもあります。
人間が暖房たよりになんとか生活しているというのに、
動物たちは本当に強い!
それでも風の強い吹雪のときなどは、じっとどこかで身をひそめているのか姿を見せません。
冬に来る野鳥は、シジュウガラ、ヤマガラ、コガラ、ヒガラ、ゴジュウガラ。
カワラヒワやキジバトはもう少し下の里の方に降りているのでしょう。

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久しぶりに夕方の散歩に出てみました。
もうすぐ5時だけど、だいぶ日が延びて来ました。
(その代わりこの時期は、朝日が遅いんですよね。)


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こちらは、同じ時刻の東京大手町の様子。
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対照的な風景です。。。

(1月21日)

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雪の中の風景2 [信州]

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青空に白い雪は眩しく息をのむような美しさがありますが、
どんよりと厚い雪雲に覆われた暗い景色も、
馬たちがいるとこの世のものとは思われぬ不思議な美の世界。

人間界ではない別の世界です。



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