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スイスへの旅(4)ユングフラウヨッホ [旅行記]

シュピッツの船着き場
グリンデルワルトはアイガーやユングフラウヨッホの拠点の小さな町。ツェルマットから再び氷河特急に乗ってブリークまで、そこからICでシュピッツへ。シュピッツには日本の野尻湖を大きくしたような美しい湖がある。(これは反対ですね。野尻湖が日本のスイスと呼ばれているのです。)ここからは湖船に乗ってインターラーケンまで行き、電車でその日の目的地であるグリンデンワルトまで行った。いろいろ乗り継いだが、なにしろどこを見ても美しいので疲れることはない。ただ澄み切った空気を吸っていい気持ちでいるだけだ。ところでこの町では日本人をたくさん見かけた。日本人はみんなここに来るのか・・・。

翌朝、ロープウェイと登山列車でメンリッヒェン、クライネシャイデックを経てユングフラヨッホへ向かった。スイスという国はどんな高い山にも、登山列車とロープウェイを通しているのだ。だからお年寄りでも山の頂上近くまで行けてしまう。そのくせ、自然破壊がなされた、という気配は全く感じられない。すごい事だと思う。
この日、山はやはり雲の中だったが、ロープウェイの下には牧草地が広がり、大きな鈴をつけた牛の群れが見える。心浮き立つ風景だった。

ロープウェイからの風景

この行程の後ろ半分はトンネルの中だった。どうしてこんな所に登山電車を引けたのか驚きだ。最大勾配25度という所もあってただただびっくり。しかもこのトンネルはまだ日本が汽車の時代、1895年から16年かけて完成されたという。最終地点ユングフラウヨッホ駅は標高3454m。ヨーロッパの鉄道の最高地点。降りると立派な建物と展望台があった。展望台に出て見ると霧(雲?)で何も見えない。しかも氷つくような寒さだ。一時間じっと待った。
と、まるで少しずつカーテンを開くように突然、霧が切れ、どんどん風に吹き払われ、息を呑むような光景が現れた。これがユングフラウヨッホ・・氷河のような雪に埋もれて。
雲が晴れて行く
晴れた!
犬ソリで遊ぶ人達

ここの展望台は山の上とは思えない豪華さで驚いたが、ここで食べたのは何故か7.5フランのカップラーメンだった。こんなものが置いてあるのはよほど日本人が多いと見える。郵便局もあって、ここから日本にハガキを出した。設備は至れり尽くせり。
氷河をくりぬいた通路

帰りはまたのんびりハイキングを楽しんだ。後方のユングフラウヨッホ、真っ白な三角形のメンヒを眺めながら歩く。時間が経つのを忘れ、最終の登山列車に乗り遅れそうになってヒヤッとした。もし乗り遅れたらどうすれば良かったのだろう。最終電車に途中から乗る予定の人は駅までかかる時間を考えてくれぐれも注意を。明るいし、素晴らしい眺めに心奪われていると大変です。
いろいろな種類の山羊


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