SSブログ

スイスへの旅(3)美しきモンテ・ローザ [旅行記]

美しきモンテ・ローザ
(参院選が終わったので、この涼しげな写真でも見て日本をしばし忘れます。)

スイスという国は観光地としてあまりに有名すぎて、かえって行く気になれなかったけど、やはり実際に行ってみると感動せざるを得ない風景だ。
ツェルマットに着いた翌日、ホテルのベランダからマッターホルンを見たが、晴れているのに、山はやはり雲がかかっていて見えない。見えないと気になる。
ホテルの人に聞くといつでも見えるものではないらしい。

登山列車でゴルナーグラートに向かった。右側も左側もすばらしい眺めだ。シカやマーモットが見え、乗客から歓声が上がる。自然の中にいる動物を見るのは楽しい。動物がいるから風景が活き活きするのだと思う。
42分間の乗車でゴルナーグラートのパノラマ展望台に着いた。

その景色に圧倒された。雪山の素晴らしさは、写真やテレビでは見るが、山登りのきらいな私が、ただ登山列車に座っていただけで簡単に、このような山々を見れてしまっていいのだろうか。この感動はモンテ・ローザのこの写真を見れば想像できるでしょう!まるで雪の女王。いくら見ても見飽きない。どうしていいかわからないような気持ち・・・。
モンテ・ローザは標高4634m。回りにリスカム、ツバイリング、ブライトホルンなどの山々。・・・そして、やはりマッターホルンは上半分が雲の中。
展望台にはセント・バーナード犬を連れた写真屋さんがいて私も記念写真を撮ってもらった。

目がつぶれるほど見た後、ハイキングコースを歩いて下り始めた。登山電車の脇に道があるので迷うことはないし、疲れたら一番近い駅に行って乗ればいい。
こういう点はやはり観光王国のすごさだ。気楽に安全に楽しめるようになっている。しかもほとんど人がいない。日本の名所と言われる所、例えば尾瀬や富士山をみんながぞろぞろ列をつくって歩くのとは大違いだ。このハイキングは夢のようだった。今までの人生で一番美しい、と感じた場所を歩いた。スイスでは、一番の美しさ、という言葉がやたら出てきてしまう。
シュタインボック(シカの一種)が岩山に3頭いるのを見つけた。見たことのない鳥、可憐な色とりどりの高山植物・・・。立ち止まらずにはいられない。

ハイキングコースの前方には常にマッターホルンが見え隠れしていた。
でも、とうとう、この気難しいう山は上半分を雲の中に隠したままだった。
下の写真、小さな池の向こうの雲の中にマッターホルンが・・・。

雲の中のマッターホルン
急勾配の登山電車


nice!(2)  コメント(2)  トラックバック(0) 

nice! 2

コメント 2

herosia

何にもない山頂の山小屋のトイレでお湯が出るらしいのだが、あの国の自然と電気はどうなっておるのだ?。原発で国中オール電化か。氷河の中に電線埋まってるのかな。
by herosia (2007-07-31 01:00) 

ゆき

スイスはどこもかしこもハイテクですね。エネルギーはアルプスの豊富な水を生かして水力発電が60%、原子力30%くらい、残りが火力ですね。ソーラーシステムなどかなり積極的に開発しているそうです。フィンランドでは地熱利用をしていました。原子力に変わるエネルギー開発をはやく進めてほしいです。
by ゆき (2007-08-01 11:54) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。