SSブログ

馬の話(続き) [diary]

DSCN0098.jpg

写真はロンドン、バッキンガム宮殿の近くで見かけた女性騎馬警官。
写真を撮っても素知らぬ顔で超然と美しく走り去って行きました。

乗馬を始めて良かった、と思うことは、ふだん使わない脚の内側の筋肉や、背筋、腹筋を使い、姿勢が良くなること。運動が大嫌いな私も、馬大好きなので乗馬に通うのが苦にならず楽しみなのです。
家でこれ以上できないほどだらしない格好をしているのが好きなのに、乗馬では180度違うことを要求されます。背筋をバレーリーナぐらいにビシッと伸ばしていなければならない。その良い姿勢を保って乗り続けるというのは私にとってはかなり難儀なことです。
乗馬スクールの馬術はアメリカン(カウボーイなどの乗り方)ではなく、ブリティッシュ・スタイルだそうです。(もちろん競馬の騎手の乗り方とは全然ちがいます。)
ロンドンの騎馬警官でわかるようにとにかく美しいスタイルが目標です。インストラクターの方は馬に乗っていないときでも、皆、背筋がピンとしているのも鍛錬しているからでしょう。

「乗馬中は下を向かないように。」と注意されます。良い姿勢をちょっとでも崩してはダメなのですが、下を向くのは怖いからではなく、自分が乗った馬の走る姿を見たいからです。
はじめて、常歩から速歩に変えとき(馬が走り出したとき)、自分を乗せた馬が、首を上下に降るようにし脚が高く上がり始め、揺れが大きく伝わってきたときは、とても感動しました。
人間を乗せてこんな風に走ってくれる動物がいるなんてとても不思議に思えます。馬は本当に愛らしく美しい生き物だ、と感じます。
さて馬の取り扱いには毎回こまごまと注意を受けますが、動物好きなので、注意も話半分に聞いていたら、実際に落馬しそうになりました。後ろを走っていた馬が噛みついたために、後ろ足を蹴り上げさらに前足をあげて立ち上がったため、私は後方にのけぞり真逆さまに落馬しそうになりました。その瞬間の長かったこと。逆さになって、これは頭から落ちるのかな、手綱をしっかり持たなきゃ、といろいろ考えたような気がするけど、実際は1,2秒のことでしょう。幸いインストラクターの補助があったので落馬はしませんでしたが。
手綱は両手でしっかり持っていてください、と言われたのは、こういうときのためだったのか・・。
後ろから咬まれるなんて乗っている方には全く不意打ちなので、避けようはなく、要するに常に神経をゆるめないでいるしかない、ことがわかりました。

落馬は何度もしたことがある、とベテランの人からも話を聞きますが、どんなことでも練習すればするほど、奥が深く、どんどん難しさは増していくようです。
nice!(1)  コメント(2) 

nice! 1

コメント 2

ふくふきママ

乗馬をされるかたは、本当にすごいなあと思います。生き物と一緒にやるスポーツ、どんなにか大変だろうと思います。
でも、馬に乗っているひとをみると、たまらなくうらやましいです。

ロンドンで、ときどき騎馬警官(馬のおまわりさん、と呼んで親しんでおります♪)をみかけるたびに、うれしくなります。
イギリスのひとって、馬と一緒に生きているのだなあと思います。

馬って、ほんとに、どうしてあんなにかわいいのでしょう。
by ふくふきママ (2008-04-15 06:14) 

sachat06

こんにちは。
確かにイギリスには、人と馬と一緒に生きているって感じがありますね。ウィーンもそんな雰囲気が残っていました。
日本でももともと馬と人間の生活は深く関わっていたのに、最近は競馬以外にはめったに馬を見かけなくなりましたね。
馬ってホント、かわいいです。どの馬も個性があって、仲が悪い馬同士というのもいて、見ていて飽きません。
乗馬を始めてますます馬が好きになりました♪
by sachat06 (2008-04-15 20:47) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

桜くらべ若葉の季節 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。