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乗馬日記〜馬に感謝〜 [乗馬]

IMGP6179.jpgジョークランズ
今年の3月にひょんなことから乗馬を始め、馬の魅力にすっかり取り憑かれました。スポーツ音痴で今まで身体の鍛練というものをした事がない私にとって乗馬は初めてのスポーツ。かなり難しくやっぱりいつまでたっても上手になれそうにないな、と実感しています。

この間T先生に「ヤジロベーになっているよ!ヤジロベーじゃだめだよ!」と言われ、あまりの適確な表現にすっかり感心してしまいました。自分でもなにがいけないのか良くわからないでいたのですが、「そうか、私はヤジロベーだったのか」と合点がいきました。
つまり重心が定まらず、前後左右に身体がフラフラ揺れているのです。
原因を聞くと「あぶみをしっかり踏んでいないからだ」と言われました。「先生、私は背筋も腹筋もないからよけいだめなんですね。背筋力はどうやってつければいいのですか。」と聞くと「背筋なんて乗馬やっていれば自然につくよ」と事もなげに言われました。
スポーツ万能に見える先生には、これほど運動する機能に弱い人間は想像しがたいにちがいありません。自分でもまるで馬にくくりつけた案山子みたいだな、と感じているのですから。くくりつけられた案山子があちこちに揺れ、終には馬から落ちてしまう、これが私・・と思うと我ながらすごく可笑しくなるのでした。

それにしてもプロの眼というのはすごい。
いつも馬を見てしまう私に「下を見ないで!」と声が掛かります。それでも私は下を見たくなって、先生にわからないよう顔は正面、視線だけ下に向けます。すると「眼だけで下を見るのもだめ!」とまた注意の声が・・。どうしてあんなに遠くから私の眼の動きが見えてしまうのか不思議です。
(先生の目は馬みたいに350度見えているのじゃなかろうか。)
気力も見抜かれてしまいます。いつまでも軽速歩が続くとかなり息が上がってくるのですが、前の馬がやたら止まる、それでこちらもブレーキをかけることを余儀なくされる・・こういう状態が続き、かなり疲れてきたところにまた前の馬が止まった。やれやれこのすきに休もう、とブレーキをかけて馬の背にどっかり座ると「何やってんの。止まりすぎ!」と声が掛かるのです。
そ、それは前の馬が止まったから、と心の中で言い訳しながらも、実は休もうとしたことがバレたということが自分でもわかっています。

今年の馬の乗りおさめはジョー・クランズ号でした。とても良く走ってくれる馬ですが、今日はイメージ通りに乗れず少し残念でした。ジョー・クランズ号は1月からは牧場で休養に入ります。馬たちも仕事を長くしてきた後はストレスもたまり休養が必要でしょう。
(ジョーも5月頃に比べ、馬装を嫌がるようになったし頭絡を付けるのも一苦労です。頭を高く振り上げて初心者の私は完全に舐められてしまいます。この間立ち台に乗ってジョーの頭より高い位置になったとたんにおとなしくなりました。)

今年は馬にずいぶん癒されました。いつもいろいろな人間に乗られて、ハミを引っ張られたり、変なところをキックされたり、ご苦労様でした。お正月はどの馬たちも(休養牧場に行かない馬たちも)のんびりしてほしいものです。
また来年よろしくね♪ジョギングして足腰を鍛えておくから。
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