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飛び跳ねる馬 [乗馬]

IMGP0089.jpgサイレンス
先日、レッスンの休憩時に、一頭の馬が20m 四方の馬場に連れて来られた。
馬は無口をはずされるとのんびりと端っこの方に歩いて、そこらの草をのんびり食べ始めた。連れてきた方に「馬って自由にすると走り出すものではないのですか?」と聞くと「そうさせたくて連れてきたんですけどね。」とその方が言う。
柵に近寄って私もじっと馬を見ていた。
「あ、今から砂浴びしますよ。」
馬はごろごろと気持ちよさそうに砂に背中をころがしている。馬の砂浴びはレッスンの時も時々見かける。この間は馬を馬場に連れ出し、「さあ、これからレッスン」というときに前の前の馬がいきなりごろんと寝ころんで砂浴びをしてしまった。もちろん鞍をつけたまま。砂で茶色になって満足した馬が立ち上がったとき、その後ろにいた馬(つまり私の前にいた馬)もゴロンと砂浴びをしたのだ。あきらかに真似である。
それで私は自分がひいていた馬に「お前、砂浴びするんじゃないよ。」ときっぱり言った。(私が連れていた馬も、私の顔をちらっと見て砂浴びしようかうかがっている様子が見えた。)
こういう馬の考えというか、感じ方がとても可愛い。集団行動をする動物はこんな風に気分が他に伝わっていく。

ところで私が見ていた放牧中の馬(名前をサイレンスと言う)は、砂浴びの後、私たちの方に寄ってきたりして相変わらずのんびりしている・・と、思った瞬間、いきなり馬場の中央で飛び跳ねた!
前脚を高々と上げ、後ろ脚でジャンプしたかと思うと、今度はその逆、激しく頭を振り下ろし後ろ脚で空を蹴る。
そして猛ダッシュ。急停止。またダッシュ。これを繰り返した。
20mの円の中である。馬の身体は柵にぶつからんばかり。私も頭から土をかぶった。ものすごい迫力だった。
IMGP0090.jpgIMGP0086.jpgIMGP0087.jpg
「これでは、柵を跳び越えるのでは!?」と聞くと「まあ、そういうこともあるでしょうが、別に大丈夫ですよ。」とのこと。
急いでカメラを向けたのだがあまりの速さにとてもジャンプの瞬間は撮れなかった。

それにしても自由に跳ね回る馬の美しいこと、力強いこと・・。
完全に圧倒された。
短い時間に十分に跳ね回ったサイレンスは再び静かになって、また引き綱をつけられ帰って行った。やっぱり馬の魅力から逃れられそうにないなぁ。

IMGP0092.jpg満足したサイレンス
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