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また最初から [乗馬]

IMGP0006.jpgスノーフレーク

6月11日にリバティとポニーのプリンが志賀高原に行ってしまった。
私にとっては6月3日がリバティのラストランだったな・・。冬になるとまた戻って来る予定だけど、リバティは高齢なのでそれまで元気でいるのか、戻って来たときに乗ることができるのか、先のことはわからない。

乗馬クラブに行ってもなんとなく寄る辺ない。運動音痴の私はすっかりリバティに頼っていたし、プリンの散歩も一緒に走ったりして楽しかった。プリンは小さいのに気が強く愉快な性格だった。

リバティがいなくなったのでまたスノーフレークやカントリーボーイに乗るようになった。
去年の10月30日まで時々スノウに乗っていたけれど、それから半年ぶりになる。
リバティに比べてスノーフレークは想像以上の速さだった。常歩(歩き始め)からして10倍以上のスピード感があり怖いほど。相変わらず跨がったとたんトントン前進するので腹帯も歩きながら締める。
反動も大きい。なぜこんなに張り切っている(ように見える)のかよくわからない。
人が乗ったら重くて嫌で、のろのろしか歩きたくないのが普通じゃないかと思うけれど・・馬の気持ちはやはりよくわからない。

さて10倍以上のスピード感に慣れるのはなかなか大変そう。
緊張して体が固まってしまうのが自分でもわかる。速歩にするとよけい反動は大きく軽速歩でもなんだか尻がポンポン弾んでしまう。
ひたすら怖い。怖いけど駈歩もやってみる。
確かスノーの駈歩はすごくまっすぐで安定していたはず、と思って合図を出すと、やはり安定した駈歩だ。この感覚久しぶり。
安定していると思いながらも手綱を引っ張ってしまい馬が止まってしまう。
昨日、試合前の調教でクローネに乗っていたK選手が、私の乗り方を見て、「わかった、ゆっくり駈歩させようとしているからうまくいかないんだよ」と。「ゆっくりの駈歩の方が難しいんだよ。もっと走らせなきゃ。」とのことでした。
なるほどな〜。私は、馬に乗りながら「速くなるな。ゆっくり、ゆっくり。」と心の中で思っているものな。スピードが怖くて走りたくないなら、馬に乗らなければいいのだが、一応走ってしかも安全スピードで、と矛盾したことを考えているのだ。
速歩も速いほうが楽なんだそうだ。

今日はK選手の言葉を忘れないようにと思って乗った。馬場は私一人だった。今日のスノーは眠そうで昨日に比べ動きが遅い。2度つまづいた。
速歩を続けだいぶしゃっきりしてきたので輪乗りをして駈歩発進。まったくスムーズに発進するが止まってしまう。まだ推進が足りないようだ。
何度か手前を変えたりコースを変えたり変化をつけてみた。だんだんエンジンがかかってきて駈歩が続くようになった。
なんと、私にとっては初めてのことだが、心の中で「もっと走れ、もっと速く!」と念じ、スノーに合図を送った。速いほうが楽、というのは本当だった。
今まで何やっていたのかなあ。自転車だって遅ければグラグラしてしまうんだよね。
駈歩より速歩の方がバランスがむずかしい感じがするのもそのせいか。

思った通りの練習ができたので25分くらいで終了。
スノーフレークはリバティよりさらに一歳年上なので無理はできない。
天気が良かったので丸洗いし、乾くのを待つ間、馬体のマッサージをした。

スノーは大障害を跳んでいた馬で「飯縄乗馬クラブに来た頃、こいつは本当にすごかった。まるで天馬、ペガサスだと思ったよ。」と往年のスノウを知る方が語っていた。
今だってすごいものなぁ。誇り高い顔をしている。スノウにもリバティにも35歳くらいまで元気でいてほしい。イギリスの最長寿の馬は42歳だというから・・。

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