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名馬スノーフレーク [乗馬]

スノーフレークはアルゼンチン産駒なのでスペインのアンダルシア馬の系統で、リピツァナーに近いのではないかと聞きました。スノーの感受性、反応の良さ、性格の良さはそういう血統のせいか、と思います。またリピツァナーはとても耐久力がある馬種で、スノーが30歳で現役というのも丈夫な血統だからなのかもしれません。

この間エンデュランス大会で80km一位となった西垣さんは、ヤマブキ号とは何度も80kmを走っているそうで、「(ヤマブキは)すごい馬ですね、丈夫なんですね〜」と言うと、スノーフレークをしみじみと見て「30歳で現役の馬、という方がよっぽどすごいですよ」と。「身体もひきしまっているし、顔つきもとても若々しい」そうです。

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特徴のある高貴な横顔
IMGP1791.jpgシュライヒの置物リピツァナー
かなり類似点がある感じです。

乗馬はいっこうに上達しないままですが、スノーフレークにだけは安心して乗っています。人にこれほど安心感を与えてくれる馬はいないと思います。K指導員いわく「日本中探したってこんな馬はいないよ」

良く走り、丈夫で、気だてがいい、と三拍子揃っていれば、最高の馬。
初めて乗馬を体験する人が乗っても、引き綱をつけなくても、元気にしかも静かに馬場を一周してくれる馬はめったにいません。脚の合図に従順で、手綱にも従順、へたくそな私に付き合ってくれ、思うように動いてくれるものだから、スノーに乗っているとまるでうまくなったような錯覚を持ってしまいます。


馬が人を気遣う動物だ、ということも初めて知りました。
放牧中、スノーが草を食べている間、私も何か食べようとバッグをゴソゴソやっていると、スノーは草よりも美味しい物があると思ったらしくて、顔をずんずん近づけてきます。スノーの頭に押されて尻餅をつき、踏まれたら危ないな〜、とあわてて立ち上がってスノーの脚もとを見たら、前脚の位置はまったく動いていませんでした。人を踏まないように気をつけ、首だけをぐぐ〜っ、と伸ばしていたのでした。

餌やおやつをねだるとき、馬は前搔きをしたり大きくいなないたりします。
スノーの場合は、「フルルル・・」と低く静かな声を出します。
その声の慎み深さには感心してしまう。人間も見習わないとね。。。

(スノーフレークお気に入りの裏山の放牧地)
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ごろんごろん、ヨッコラショッと。

IMGP2138.jpgこうなってしまう

8月はアブが多くて若い馬だと身体をふるわせたり尾っぽを振り回したり、後ろ脚を振り回したり、盛んにばたばたするのですが、30歳のスノーはもう面倒くさいのかあまり気にしないみたいです。
しかし私は気になります。アブに血を吸われた跡がたくさんついているとすごく嫌です。
(アブも生き残るために必死なのですが・・。)
そこで放牧中、スノーが草を食べている間、私は虫払い役。
手で払うよりも楽なのが大きなフキの葉(大きければ何でもいいのです)。フキの葉でお腹の下をピシャピシャと払うわけで、これをやっている間、スノーの方は居心地良さそうに草を食べ続けています。
いい加減私が飽きて、もう帰ろうと、引き綱を付けようとすると、「まだ、やだよ〜」と、すたこら逃げて行くそぶり。
いい年して何?と思いながら、されるがままではないスノーに元気さを感じて嬉しい。

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背中にフキの葉

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きれいに丸洗いして人馬とも満足しているところ

いつもスノーのマッサージをしているうち私のマッサージの腕も上がりました。
背中や首すじをマッサージすると、気持ち良さそうに低く低く頭を下げ、「フ〜ッ」とため息をつくスノーです。

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