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初心者フルートレッスン(17)〜もっとヴィブラートを!〜 [音楽]

(10月〜11月上旬)アンダーソンOp.21 11番、12番

♯が5つ。ようやく譜読みにも慣れてきた。
もちろんすらすら読めるわけではなく、つっかえつっかえだけれど、譜読みが前ほど苦痛ではなくなった。練習しているうちに必ずできるようになる、ということがわかったので、譜読みが苦にならなくなった。
先に光明が見えるというのは勇気づけられるものだ。練習がイヤでイヤでという時期を通り越したような・・?
ジョギングに似ているかもしれない。走るのが苦痛、を越えてしまうと快感に変わるらしい。(もっとも、そう聞いても経験したことがないため走る気にはなれませんが・・)

11番は意外と早く仕上がったな〜と思い先生の前で吹き始めると、いきなり待った、がかかった。
「ソノリテの音と全然違う!」「ただ指を動かしているだけ」
と、言われ、また冷や汗がどっと出てきた。
譜読みに自信があったのでつい油断していた。

最初からやり直したが、「もっとヴィブラートを!」「もっと、もっとヴィブラートを・・!」と言われ続けて、吹き終えたときはフラフラになっていた。
何と体力がいることか。
もっとヴィブラートを・・!という言葉、どこかで聞いたな、と思い返すと、以前テレビで観たジェームズ・ゴールウェイの公開レッスンの番組だった。

フルートの音色はヴィブラートの形で決まる。レッスンの3分の2はソノリテでヴィブラートの練習をしている。それなのに曲になったとたん、それを忘れてしまうとは。
先生曰く「指が良く回る人は指ばかりで吹いてしまいがち。また指が回らない人は指にだけ意識がいって音色がおろそかになる。」??

あくまでも音色をつくることが大切なのである。
ちなみにソノリテをやっているときの先生のヴィブラートはものすごく正確で、虫が鳴いているような自然さ。セミのような・・あるいはミソサザイの鳴き声のような・・。見えて来る風景は林・・。
ソノリテの時は私もセミやミソサザイになったつもりで吹くようにしているが、曲になるとすぐに化けの皮がはがれてしまう。。

11番が合格した後、12番は同じ♯が5つなので2週間で仕上がった。
一曲に2,3週間かかるとすると(レッスン休むと一ヶ月かかることもある)、アンダーソンの21の練習曲を終えるには1年半かかるということになる。
カタツムリのような歩み。

何のために苦労してやっているのか、と思う人もいるでしょうが、それこそ山登りやランニングと同じで、それが楽しいから、というしかない。

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