2017年ニューイヤーコンサート《ウィーン・リング・アンサンブル》 [音楽]
1月9日 長野芸術館にて
今年の最初のコンサートは、ウィーン・リング・アンサンブルのニューイヤーコンサート。
サントリーホールのチケットはとっくに完売でしていたけど長野でのコンサートのチケットが取れてラッキーでした。
新年を祝うにはぴったりのコンサートで、
正月が来ても特にめでたいとも思わない質ですが、このニューイヤーコンサートを聴いたら自然にめでたい気分に!
テレビではウィーンフィルのニューイヤーコンサートはお馴染みですが、生でその響きを聴くのはとても楽しいものでした。
昨年ウィーンフィルを引退したコンサートマスターのライナー・キュッヒル氏を中心に、ウィーンフィルの主要メンバー、ヴァイオリン(2人)、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、フルート、ホルン、クラリネット(2人)の9名によるアンサンブル。
坐席が6列目の真ん中の列の14番で、ウィーンの響きにたっぷりと浸ることができました。
キュッヒル氏は夏にも長野でリサイタルをやっていて、これは聞き逃してしまいとても残念だったのですが、やっと間近で生音を聴くことができ大感激でした。
フルートのシュッツ氏はまだ若く、テレビで観ているときは良くわからなかったけれど、近くで聴いたらものすごく上手く・・そりゃ、世界のウィーンフィルだからそのメンバーが上手なのは当たり前ですが。
間近で聴くとはっとするほどの演奏で・・
それはすべての楽器の演奏がそうで、
一曲目(スッペ;オペレッタ「ウィーンの朝・昼・晩」序曲)の最初にホールに鳴り響いたチェロの音に驚愕し、全身が耳になる。。
ヴィオラ、コントラバス、フルート、ホルンそしてクラリネット、
どの演奏もこれまでに聴いたことのない見事な音色でした!
ワルツやマズルカなどさほど興味はなかったけれど、ものすごく美しい音楽だと思いました。あれぞ、お家芸!!
ウィーンフィルは以前に一度だけ、オーストリアのザルツブルグ音楽祭でピエール・ブーレーズ指揮の『マーラー4番』を聴いたことがあります。
それは夢のようなコンサートでしたが、
あのときの感動を今年また味わうことができました。
マーラーの交響曲は200名以上の楽団員によって演奏されるので、9人のアンサンブルとはスケールがずいぶん違いますが、
比類のない音楽だという印象については、まったく同じでした。
むしろアンサンブルの方が、一つ一つの楽器の音のすごさをより強く感じられた気がします。
これは大きなお年玉、
今年はもうコンサートに行かなくていいな、という満足感を持ちました!
<今さらですが、2016年のコンサート覚え書き>
昨年2016年の始まりは、東フィル、チョン・ミュンフン先生指揮の『マーラー5番』とモーツァルトのピアノ協奏曲第23番でした。
そのあとはアンサンブル・ノマドの定期演奏会、小泉浩と佐藤紀雄による「武満徹の没後30年の記念コンサート」、小泉浩のリサイタルなどなど・・
最後は12月17日に銀座で長尾春花さん(現在ハンガリー国立歌劇場のコンサートマスター)の小さなホールでのヴァイオリンコンサートという風でした。
何と言っても2016年は、2015年末の、バレエ界のシルヴィ・ギエムの引退という大事件、大ショックの余韻を引きずって始まった年でした。
年が変わることには特別な意識はないものの、音楽は、年初めのコンサートから年の終わりのコンサートまで、一年を通してその年ごとの印象をうまくまとめてくれます。
ニューイヤーコンサートで始まった2017年は、また楽しみな感じです。
あんなにきれいな音楽を聴いたのだから一年の見通しも明るいような。。
プログラムの終わりに、お馴染みの「美しき青きドナウ」と「ラデッキー行進曲」が演奏されて会場が大きく沸きましたが、
「ラデッキー行進曲」での観客の手拍子には、日本人て何てリズム感がない人たちだろう、と思われたことでしょう。
私たちワルツやポルカを踊る習慣や伝統がないもので・・。
今年の最初のコンサートは、ウィーン・リング・アンサンブルのニューイヤーコンサート。
サントリーホールのチケットはとっくに完売でしていたけど長野でのコンサートのチケットが取れてラッキーでした。
新年を祝うにはぴったりのコンサートで、
正月が来ても特にめでたいとも思わない質ですが、このニューイヤーコンサートを聴いたら自然にめでたい気分に!
テレビではウィーンフィルのニューイヤーコンサートはお馴染みですが、生でその響きを聴くのはとても楽しいものでした。
昨年ウィーンフィルを引退したコンサートマスターのライナー・キュッヒル氏を中心に、ウィーンフィルの主要メンバー、ヴァイオリン(2人)、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、フルート、ホルン、クラリネット(2人)の9名によるアンサンブル。
坐席が6列目の真ん中の列の14番で、ウィーンの響きにたっぷりと浸ることができました。
キュッヒル氏は夏にも長野でリサイタルをやっていて、これは聞き逃してしまいとても残念だったのですが、やっと間近で生音を聴くことができ大感激でした。
フルートのシュッツ氏はまだ若く、テレビで観ているときは良くわからなかったけれど、近くで聴いたらものすごく上手く・・そりゃ、世界のウィーンフィルだからそのメンバーが上手なのは当たり前ですが。
間近で聴くとはっとするほどの演奏で・・
それはすべての楽器の演奏がそうで、
一曲目(スッペ;オペレッタ「ウィーンの朝・昼・晩」序曲)の最初にホールに鳴り響いたチェロの音に驚愕し、全身が耳になる。。
ヴィオラ、コントラバス、フルート、ホルンそしてクラリネット、
どの演奏もこれまでに聴いたことのない見事な音色でした!
ワルツやマズルカなどさほど興味はなかったけれど、ものすごく美しい音楽だと思いました。あれぞ、お家芸!!
ウィーンフィルは以前に一度だけ、オーストリアのザルツブルグ音楽祭でピエール・ブーレーズ指揮の『マーラー4番』を聴いたことがあります。
それは夢のようなコンサートでしたが、
あのときの感動を今年また味わうことができました。
マーラーの交響曲は200名以上の楽団員によって演奏されるので、9人のアンサンブルとはスケールがずいぶん違いますが、
比類のない音楽だという印象については、まったく同じでした。
むしろアンサンブルの方が、一つ一つの楽器の音のすごさをより強く感じられた気がします。
これは大きなお年玉、
今年はもうコンサートに行かなくていいな、という満足感を持ちました!
<今さらですが、2016年のコンサート覚え書き>
昨年2016年の始まりは、東フィル、チョン・ミュンフン先生指揮の『マーラー5番』とモーツァルトのピアノ協奏曲第23番でした。
そのあとはアンサンブル・ノマドの定期演奏会、小泉浩と佐藤紀雄による「武満徹の没後30年の記念コンサート」、小泉浩のリサイタルなどなど・・
最後は12月17日に銀座で長尾春花さん(現在ハンガリー国立歌劇場のコンサートマスター)の小さなホールでのヴァイオリンコンサートという風でした。
何と言っても2016年は、2015年末の、バレエ界のシルヴィ・ギエムの引退という大事件、大ショックの余韻を引きずって始まった年でした。
年が変わることには特別な意識はないものの、音楽は、年初めのコンサートから年の終わりのコンサートまで、一年を通してその年ごとの印象をうまくまとめてくれます。
ニューイヤーコンサートで始まった2017年は、また楽しみな感じです。
あんなにきれいな音楽を聴いたのだから一年の見通しも明るいような。。
プログラムの終わりに、お馴染みの「美しき青きドナウ」と「ラデッキー行進曲」が演奏されて会場が大きく沸きましたが、
「ラデッキー行進曲」での観客の手拍子には、日本人て何てリズム感がない人たちだろう、と思われたことでしょう。
私たちワルツやポルカを踊る習慣や伝統がないもので・・。
2017-01-23 01:06
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