桃の花の里

桃源郷というのは中国から伝わった言い方だけど、桃の花というのは
桜とは違った、不思議な美しさを持つ。
鑑賞するための木ではなく、おいしい桃がなるのだから、桜より木も
花も小ぶりだけどかわいくあたたかな雰囲気を持つ。
梨の花もほのかに緑色をおびた白い花がやはり美しい。
桃の木の下はタンポポがたくさん咲いている。山間いぱいに桃色が広
がり下草の緑やタンポポの黄色が彩りを添えている。
こういう所では人は花見の仕方も違う。
菜の花畑と同様に、静かに写生をする人、寝ころんだり、お弁当を広
げている人がいるけど、みんな静かだ。
花見の無礼講めいた雰囲気はなく、誰も大声を立てず穏やかに、その
美しさに身を浸しているだけなのが、とてもいい。

コメント 2

　菜の花に続き今日は桃の花ですか。ホント、童謡「ふるさと」の舞台となったタマラさんのふるさとを思い起こさせる風景ですね。私のふるさとの福岡は海に近いので、このようなのどかな風景とはちと違うのですが、私が小学生の頃の春の通学路はれんげの花や菜の花でいっぱいでしたよ。
　残念ながら現在の風景は開発が進み、マンションだらけで、昔の面影はありませんが。昔からの農家の家々も代替わりで、土地を手放さないと相続税が払えないようで、どんどん切り売りされています。
　今日は母と一緒に自転車に乗って近くの川辺リまで散策に出かけました。
by じゅんじゅん (2007-05-04 19:47) 

いつかじゅんじゅんさんにもこの辺案内したいと思うのですが、お互い、休みはいつも親孝行で忙しくてだめですね。じゅんじゅんさんの田舎も海がいつも見れるからいいですね。里山は父が好きだった風景で、春になるといつも一緒に訪れたものです。作詞家の高野辰之さんの甥という人がよく家に遊びに来ていたそうです。日本の畑はこれ以上なくならないでほしいですね。幸いこのあたりは雪が多いため、宅地化も遅れているようです。
by ゆき (2007-05-04 21:15)