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ゴッホが描いた桃の畑 [芸術]


こちらはゴッホの描いた桃の花。「ピンクの果樹園」という題名がついてい
る。アルルの果樹園も信州の果樹園も同じであることに感動する。
桃の花はピンクなのだけど花びらはわりと白く花弁の内側が紅い。
ゴッホは明るい太陽を求めて南フランスのアルルに住んだ。ここで愛する友
ゴーギャンと黄色の家に住み、「ひまわり」や、椅子とベッドのある「部屋」
「種をまく人」「果樹園」「夜のカフェ」などの作品を描いた。
ゴッホは「働く人こそ私が描きたいものだ」と言っていた。
アルルにはローヌ川が流れ、夜になるとゴッホが描いた「ローヌ川の星月夜」
となる。「夜のカフェ」もゴッホが描いたままの雰囲気で残っている。
ゴーギャンとの共同生活も結局うまくいかず、唯一の味方は弟のテオだった。
生涯、孤独で貧困のまま精神を病んで亡くなったゴッホの人生はあまりに悲
惨すぎて、こんな人生ってあるだろうか、と思う。
今、ゴッホの作品が何十億で売買されてるって、ものすごく皮肉な事だ。
「もっと、絵の具を買いたい。お金があれば、もっと絵の具を買って、もっと
もっと絵の勉強ができるのに。」と言い続けていたゴッホだった。

日本の菜の花畑や桃の畑の風景をゴッホに見せたかったです。


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コメント 2

じゅんじゅん

ゴッホの絵にこんなのあったんですね。私は見たことがありませんでした。ホントだ昨日の写真とそっくりですね。どこか日本画的なのは、ゴッホを含むの後期印象派の画家たちの版画コレクションの影響かな。
長きにわたる弟テオにしても最期は神経を病んで死んでしまうし、足を骨折した母を熱心に看病するその夏に育まれた、隣家に住む、39歳のマーゴットとの恋愛関係は、双方の両親の反対にあい、彼女は悲観して服毒自殺をはかる。などというエピソードもあり、彼の人生は絶え間なく悲劇に縁取られています。


誰にも理解されない孤独って、
by じゅんじゅん (2007-05-05 22:36) 

ゆき

ゴッホはまるであの写真の場所で写生したみたいにそっくりでしょ。不思議なことに桃の畑は、世界どこでも同じ風景なようでスペインで桃畑を見た時はなつかしくて涙が出そうになりました。
ゴッホの人生はあまりに悲惨でもう笑ってしまうしかない、とある本に書いてありましたが、短い人生、画家としてはたった10年の間に、偉業を成し遂げているのですね。
ゴッホの繊細な心は、花を愛でる人々が住むという日本にあこがれたと言われています。ゴッホが深い影響を受けた葛飾北斎が晩年住んでいた小布施という町もすぐ近くにあります。北斎美術館があります。
私はセザンヌとゴッホが好きで、2人を追いかけてフランスを旅したくらいです。いつかじゅんじゅんさんと一緒に写生をしたいですね。
by ゆき (2007-05-05 23:01) 

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