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冬景色/列車の旅・北信濃 [旅行記]

車窓からの浅間山
1月3日、世間の人々より一足おくれて田舎に帰省しました。新幹線もすいていてとてもいい気分でした。写真は列車から見えた浅間山です。新幹線から写真を撮るのはかなりむずかしいです。この辺に何があると知っていなければあっという間に通り過ぎてしまい、写真は撮れません。おまけに信越線はトンネルも多いのです。
前の座席のカップル(スェーデン人とイギリス人)もしきりに写真を撮っていました。二週間の休暇でまず東京、そして長野に向かうところと言っていました。東京は大きくて混雑していたでしょう、と言うと「その通り」と大きくうなずいていましたが、日本はベリーベリーナイスだとほめていました。どこが、とは聞かなかったけど、そうかな、そうかなあ〜・・と、よその国の人から見て良い点があるのかと少しうれしかったりします。どこが良いと思ったのか考えてみると、日本の冬の天気のことじゃないか、と思うのです。冬型の太平洋側の天気は、空気は冷たくとも太陽が燦々と澄みきった青空に輝き、毎日見てもきれいです。
夜の長い北欧の国や、太陽がめったに顔を見せないイングランドの冬はかなり陰鬱なものにちがいありません。夏目漱石が鬱々としたロンドン滞在を送ったことは有名ですが、半分は太陽が出ないロンドンの天気のせいではないかと、私は思っています。

長野駅前

長野駅、さすがに空気の冷たさがビリッとして違う。高村光太郎の詩「冬が来た」を思い出します。「冬よ、ぼくに来い。」というあれです。
長野電鉄線に乗り換えて信州中野まで。この路線の景色も良いところがたくさんあります。遠くの山々を電車からはうまく撮れないのですが、雰囲気は伝わるでしょうか。


遠くに五岳が見える


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じゅんじゅん

 久々のコメントです。私は31日より福岡に帰省していました。無事父の一周忌を終え、本日帰京し明日より仕事です。去年も31日に帰省していたのですが、その後の父急逝後の悲しむ間もないバタバタから比べると、一周忌の訪問客も去り、命日のその時に改めて母と二人で経を読んで父を偲んだ今年はしっとりと、しみじみと悲しみが込み上げてきました。
 タマラさんのこのブログ、そして『ブナの森とふくろう
』、ますます充実してきましたね。今年も毎回の更新を楽しみにしています。『タマラの世界』のタマラさんの芸術への造詣の深さには全くもって脱帽です。私なんて名前くらいは知っているけど、そのほとんどが門外漢です。
 父が生きていた頃に『加藤ブログ』を立ち上げ、その後『やさしい街づくりの会』を立ち上げていたのですが、父はそれらを読んで時々感想を述べてくれていました。タマラさんのブログもそれらに加わっていたら、きっとさらに話題が広がっただろうなと思います。
 文章を書くことで、自分の思考や世界を広げていけることはよくわかっているつもりなのですが、『加藤ブログ』のほう、最近、かなりおざなりです。まあ、テーマにとらわれず、時々は自由に書きたいことを書いてみようとは思っているのですが。なにせ、近頃はメールにも返事書かないし、このコメントがホント、久々のWebメッセージですね。
by じゅんじゅん (2008-01-06 07:46) 

ゆき

じゅんじゅんさん、お久しぶりです。
一年が経つのって本当に早いですね。人生なんてあっけないもの、という面がある一方で、生きていくのは日々これまた大変ですね。もう仕事始め。正月明けの仕事が一番つらいですね。
この住みにくい世の中、せめて健康にだけは気を付けましょう。
by ゆき (2008-01-06 18:40) 

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