雪国の風景(1) [旅行記]
森の家
「一里一尺」というそうだ。一里のちがいで雪の多さが極端にちがってしまうこと。毎年、雪の多いこの地を訪れる。ブナ林の残っている里山だ。ここのコテージ「森の家」は、今年もたっぷりの雪で出迎えてくれた。着いた時はちょうど雪が降っていて灰色の空に雪の真っ白が幻想的だ。子供の頃、夕方に雪が降っているほど淋しい景色はないと思っていた。こういうときは早く家に帰って暖まろうと急いだ、その気持ちの記憶が残っている。
今は雪のない所からポンとやってきたから、ただ雪が嬉しいだけ・・。
それにしてもそれほどの大雪でもないのに道路に雪がたくさんあった。コテージの人に聞いたら、除雪も民営化したら全くダメになってしまったそうだ。
そらね、ここでも民営化のせいでダメになったものがある。そのうち日本もアメリカ並みに台風や大雪の災害があっても、政府は何もしてくれなくなるだろう。だって公務員がいないのだから・・。
いろいろな物音を雪が吸い取ってしまうようで、雪の中に埋まった家は本当に静かだ。暖炉の火がこのうえなくきれいだ。ハウルの城のカルシファーみたいに生きているように見える。暖炉がある家には住めないけど、ここでだけ暖炉の火を楽しめます。
夜になっても雪は降っている。外に出ると動物の足跡がたくさんある。真っ直ぐなこの足跡は狐でしょう。くるっと一回転していたりしていておもしろい。
ライトの中で見る雪。月明かりでないのが残念。月明かりだともっと明るくきれいなのですが。
2008-01-07 19:56
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コメント(2)
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こんにちは!冬らしい、うつくしい景色。すてきですね。動物の足跡のかわいらしさにも感激しました♪
やっぱり冬に、雪と暖かい炎は必需品だなあと実感します。ロンドンは中途半端に薄暗いのに、雪ひとつ降らない、ちょっといまいちな冬です(汗)。
by ふくふきママ (2008-01-15 18:27)
冬に雪と暖かい炎、これはそのまま童話の世界ですね。
この世界に余計な演出は無用です。
ロンドンの冬はなにか寒々しい感じをもっていますが、気温はそれほど低くはないのでしょうね。
by ゆき (2008-01-15 21:18)