迷信 [diary]
台所の窓からの風景
ガス台が壊れたので買い替えるはめになり、片付けついでに台所の壁や換気扇の掃除をしました。ガスを付けっぱなしで他の事に夢中になって度々鍋をこがすので、IHクッキング・ヒーターにしようかと考えていました。そう思っているうちに壊れてしまい時間の猶予はなくまたしばらくガスを使うことになりました。
ところでクッキング・ヒーターは、ガスに比べ清潔で、しかもCO2を出さないすぐれもの、というイメージですが、実は電力を熱として使うのは非常に無駄が多いのだそうです。火力発電で熱を電気に換えるときの熱効率は41%で、それをまた熱にもどすため、全体としてエネルギーのかなりの無駄使いになるというのです。何が環境に良いのか見きわめるのは、素人にはとてもむずかしいです。商品にエコとかついていると、それだけで他の物よりいいと思ってしまうし、ちょっと前にマイナスイオンという言葉も流行りました。よくわからない言葉を横文字で使われると、何か良い物にちがいないと簡単に信じてしまうのが人間ですね。スーパーできれいにパックされているもの、名の知れたものなら、安心と思ってしまうのも無理はない話です。
間違ったことを簡単に信じてしまう態度は、天動説を信じていた頃の人達とたいして変わらないのじゃないかと思います。水を入れた瓶の外側に美しい言葉を書くと美しい結晶ができるとか、これは普通は「どうかしているんじゃないの」と思うけど、信じた人もたくさんいた(今でもいる)ようです。スパランツァーニだったら激怒しているでしょうよ。
さて、換気扇を掃除して思ったのは、こんなに油を使っていたのかということです。なるべく使わないようにしていますが、油やバターっておいしいんですよね。台所掃除をこまめにやらないのが問題なのですが、この不純物は自分の生活から滲み出たものという気がして(実際そうなのですが)、我ながらウンザリしました。生活の見直ししないと・・。もう油は極力使いません。
お茶で一息
そうですね。原子力発電も使われているし、電気がクリーンかどうかは何とも言えない。CO2減少のための切り札、バイオ燃料も穀物高騰問題もあるが、森林伐採につながり、地下深くまで堆積した泥炭からの大量CO2発生につながるという面があるそうです。(森林伐採後の燃料用穀物は木より遙かに丈が低く、太陽光線が直に地面にあたってしまう)やはり、生産力至上主義そのもの、市場原理そのものへブレーキをかけない限り、地球は誰も住めない星になるのではないでしょうか。
冬は鍋ですよ、鍋。白菜、もやし、焼き豆腐で一気にかさ上げ、安くてボリューム満点、ヘルシー、油使わない!でも一人鍋ってなんだか寂しい・・・。
by solea01 (2008-02-01 22:15)
結局、便利な物ってみんなどこかに落とし穴があるのですね。
暖房も20世紀始めまでは、せいぜい火鉢で寒さをしのいでいたのだから、何もなければそれなりにがまんできるのでしょうね。(今そうなるとちょっと不安ですが。)
ところで、一人で鍋というのは、私は結構好きですね。むしろ一人の方がゆったりしていいなあ。
by ゆき (2008-02-01 23:50)
光熱は雑木林のバイオマス、移動はトラム。一日ニ玄米四合ト味噌ト野菜ヲ少シタベ。だめか。
by herosia (2008-02-03 00:12)
できれば限りなくそういう生活に近づけていきたいです。
それにはやはり住む場所が大事ですね。ストレスが少なければ、省エネ、小食でいけるんじゃないかな。関東の町中のごちゃごちゃした所では、とても無理、無理。
by ゆき (2008-02-03 01:48)