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今年のマーラー・コンサートの始まり [音楽]

2月14日ははいよいよダニエル・ハーディング指揮、東京フィルハーモニー管弦楽団によるマーラー6番のコンサートです。
6番というのは私がマーラーのファンになるきっかけとなった曲です。
2003年4月、ピエール・ブーレーズがグスタフ・マーラー・ユーゲント・オーケストラ(GMJO)を率いて来日しました。プログラムは、ベルク:管弦楽のための3つの小品 op.6、ヴェーベルン:管弦楽のための6つの小品 op.6、そしてマーラー:交響曲 第6番「悲劇的」。(4月21日、サントリーホール)

グスタフ・マーラー・ユーゲント・オーケストラは1986年にアバドの提唱によって創設されたヨーロッパの26歳以下の精鋭によるオーケストラです。
毎年ヨーロッパ25都市で行われるオーディションによって選ばれたメンバーたち。復活祭期間と夏に世界を巡って演奏旅行をしているのですが、来日したのは、後にも先にもこの一回だけ。これを聴けたのは今思えばとても幸運でした。
ヨーロッパの若き俊英たちは、ブーレーズの沈着、淡々とした指揮に、雪崩を打つように、また雷鳴を轟かすかのように応えていました。その瑞々しい美しい音楽は数々聴いたコンサートの中で今でも特別な輝やきを放っています。それ以後8ヶ月間、この曲を毎日聴いていたのだからほとんど中毒状態。長い曲なので通して聴く暇はなく、朝に夕に夜にと、細切れでもとにかく聞き続け、卒業?したのは8ヶ月たってからです。
なぜかそれ以後、生で6番を聴くチャンスがなく、昨年、インバルの6番(都響)を聞き逃してしまいました。だから今回の演奏はすごく楽しみです。

ハーディングのマーラーはこれまでに東フィルで、2番を聴いたことがあります。ハーディングの天才的指揮ぶりを見るのもわくわくどきどきです。
さて、東フィルの1番フルートの斉藤和志氏いわく「ハーディング氏、再チャレンジの巻ですね!今回も自分が乗り番になりましたので、ようし待ってろ!と今から鼻息荒くしてますです。彼はとても厳しい水準のものを妥協なく求めてくるので、ホントにギリギリの真剣勝負になることが予想されます。応えきれるよう、いまから武器を磨いておこうと思います。楽しみです。」とのこと。(ブログコメント引用です)

私も1月はおとなしく家にひきこもり、ひたすら2月14日を待っていました。
万全の体調で聴きたいものです。

*写真はグスタフ・マーラー・ユーゲント・オーケストラのフルーティストのビルギット・ラムズルさん。楽屋口での思い出の写真です。


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