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スペイン一人旅(5)〜ガウディとサッカースタジアム〜 [旅行記]

IMGP4639.jpgガウディの家
IMGP4638.jpgグエル公園

バルセロナで再び市内観光ツアーをした。バルセロナはなんと言っても建築家ガウディの存在が大きく感じられる街だ。グエルがスポンサーとなりガウディが造った「グエル公園」、1882年に着工され(ガウディは1883年から建築の中心となる)今でも建築途中にある「サグラダ・ファミリア教会」、街中にあるガウディが手がけた建物、マンション「カザ・ミラ」や「グエル邸」が、ひときわ目を引く。ガウディの表現は、奔放で陽気で、どことなくまがまがしいところもあり、建物を見ると目が眩む。曲線がいたる所に使われ、子供のように自由な発想でおとぎの世界を生み出している。悪趣味とも思える派手な色があふれるグエル公園。
カザ・ミラの外観は魔法の館のようにくねくねとうねり、めまいが起きそうだ。
サグラダ・ファミリア教会は巨大でヨーロッパの教会の大きさ比べの中でも一番なのだろうか。大きいだけではなく、細部に凝った装飾があり、見ているだけで気の遠くなる作業だ。人間って、どうして大きなものを造りたがるのだろう。サグラダ・ファミリアはどうやってもカメラには収まりきらなかった。
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午後に、ツアーで一緒になった日本人家族と一緒に回りましょう、ということになって、なぜかバルセロナのカンプノウ・サッカースタジアムに行ってしまった。私には無縁の場所。観客席からはグランドがオモチャのサッカーゲーム場のように小さく見え、なぜこれをわざわざ日本から見に来るのだろう、と思った。チケットは4万円だそうで、これでも安い方だ、とはおどろいた。単純にただよく見るためにはテレビの方がずっと良く見えるではないか。地元の人が応援に来るならわかるが、日本からサッカー観戦ツアーがあると聞いておどろいた。コンサートではないのだから、生で観戦する必要は全くないように思える・・。
明日、試合があるそうで、もうファンのスコットランド人らのグループが集まって騒いでいた。
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このサッカーファンには、試合の前夜祭および勝利の祝いで、二晩続けて真夜中の大騒ぎに悩まされることになった。サッカーってナショナリズムだなあ、と思う。と言うよりナショナリズムに組み込まれやすいということか。それでも、スペインでは若者によるイラク反戦デモが大規模で行われたのだ。スペインに行ってみようと思ったのもそういう国を見たかったということもあった。
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mai

こんにちは。スペイン一人旅とは、すごいバイタリティーですね。もうずいぶん前のことですが、外国旅行好きでいくつもの国に行った友人が「老後を過ごすならばスペインがいい」と言っていました。その言葉をずっと覚えていて、スペインへの「家族留学顛末記」上野みどりさん作、という本を読んでいます。

小学生の息子さんが転入したのは、一学年10人くらいの小規模な私立校でした。描写の印象では自由で楽しそうです。各国の学校について本で読みますが、どの国も日本よりは自由でのびのびしているように感じます(あっ、政治ブログではなかったですね。ごめんなさい)。

きれいな写真を楽しみに読ませていただいています。スペインはマドリードの治安が悪いそうですね。田舎はそんなことないみたいですが。
by mai (2008-03-24 11:33) 

sachat06

maiさん、こんにちは。
「老後はスペインで」とよく聞きますね。私もスペインにあこがれていて、「スペイン子連れ留学」(小西章子著)を読みました。スペインに行った人が皆とても良かった、と話していますし、家族で一ヶ月ほどスペインで貸家を見つけて滞在した友人もいます。
なのに、この時のスペインは、特に治安が問題になっていたようで、私もかなり緊張しました。
治安が悪いのは都市部なのでしょうね。田舎に行かないと良さがわからないのかも知れませんね。もう一度、今度はゆとりを持って行ってみたいと思っています。
by sachat06 (2008-03-24 21:24) 

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