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馬に感謝 [乗馬]

地震の後、体調悪く(精神的ショック?)ずっとひきこもっていましたが、この間久しぶりに乗馬クラブに出向きました。こんな大変なときに乗馬なんて、と自粛していましたが、馬も働いているので・・。
今日は一鞍めがカクテルパーティで駆歩レッスン。

2009 - 0875.jpgカクテルパーティ

10頭でサークルを走りました。カクテルパーティに当たることが多いので気楽に乗れるのですが、最近どうも反対駆歩になりがち。
左手前で走るのに右手前が出てしまう。前回と今回と二度続けてこんな調子。乗りづらくて仕方がないのですが、どうやっても右手前駆歩になってしまう。
それまではこんなことはなかったので、もしかして私のバランスが変わったのかな、右にずれているのかな、と自分なりに考えてみるけれど、私のレベルではどうもわかりません。
馬上で「こら、そっちじゃない、こっちの脚! カクちゃん、カクテル、カクノシン!」といろいろ大声出してみるけれど、声でだけでは馬には伝わらない。う〜ん、どうしてこうなっちゃうのかな・・とすっきりしないままレッスン終了。

2009 - 0880.jpgイレーヌドイル

二鞍めは馬場でイレーヌドイル。若い牝馬で美人。
が、けっこうわがままなところがあると言われているイレーヌ。最初のゆったり歩きをしているとき柵の出入り口のところで、意味もなく急に蹄跡をはずれて中にぐにゃっと入ってしまった。あれっと思ったけど、ちょっと鞭で触り蹴飛ばしたらすぐ元に戻り、何事もなかったように歩き始めました。
馬はときどき、こういう風に乗り手を試すようなところがあるみたいで、最近はさすがに馬のそういう気まぐれには驚かなくなりました。

この間、中級障害のレッスンを見ていたら、馬が柵の角に逃げ込んで動こうとしない。乗っている女性が蹴って動かそうとすると馬がいきなり前脚を高くあげて立ち上がりました。すると乗っていた人がバチンと馬の頭をたたき、馬は急におとなしくなって、またレッスン再開でした。ふ〜ん、上手な人はすごいな、あんなふうにするのか、とすごく感心しました。
私は、馬が予期せぬ行動をすると「どうしたんだろう、何か問題でもあったか、私が変なことをしたか」とアワアワする方ですが、最近は少しは慣れてきて、そういうときはあわてずにびしっと(のつもり)合図を送るようになったかな。
イレーヌは反動が大きく、前の馬が止まるとすぐに自分も止まってしまう傾向があるけれど、それも数回乗っているとだいぶなれました。
だいたいどんな馬も2〜3回乗ると、馬の癖もわかってきます。

久しぶりの乗馬は、やっぱり馬はいいわ〜という思いを抱かせてくれました。
人間界は地獄の沙汰も金次第、という風で、毎日のニュースを見ていても暗くなります。そこにいくと動物はまったくシンプルで無欲。
一緒にいるとその単純さに癒されます。

「今日は『地震うつ』を馬に癒された〜」と話すと、顔見知りの会員さんが「どうりでカクテルとイレーヌはどっと疲れた顔をしていたよ」
確かに、馬も私みたいに憂うつな気分をかかえた人間と関わっていると、疲れるかもしれないな、と、冗談ごとではなく感じました。


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