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フルート発表会 [音楽]

11月23日 『ダ・カーポ』クラシックコース第15回発表会
スペース Do にて

今年も発表会の参加はパスしましたが、他の人の演奏を聴きにいきました。
いつもエチュードを練習するのにいっぱいいっぱいですが、発表会ではいろいろ刺激を受けました。
練習に追われていると、音楽を聴く時間が逆に減っています。今年はコンサートに行く回数もめっきり減ったし、家でゆっくり音楽を聴くという時間さえ少なくなりました。

さて小泉フルートクラスのお弟子さんたちの演奏を聴いて、自分の練習について深〜く反省しています。一つのエチュードが終わると自動的にまたすぐ次のエチュードへと向かうだけで、客観的に自分の音や練習法を見直すことがなかなかできません。
忙しい中、時間をやりくりして練習している人たちばかりなのに、それぞれずいぶんと腕をあげ、響きが良くなっていることに感銘を受けました。

特に印象的だったのはKさんのシュテックメスト《「歌の翼」による幻想曲》
まあ、簡単と言えば簡単な曲ですが、それだけに、瑕のない明るく澄み切った豊かな音が必要だし、朗々と歌えないことには「歌の翼」にはなりません。
Kさんの音は本当に良い音でした。完璧なヴィブラート、そして歌っている!・・会場の雰囲気が一変しましたね。Kさんが吹いているヨハネス・ハンミッヒはかなりの名器だと思いました。
彼は現在医学部の4年生(?)なのでかなり忙しいはず。アマチュアオーケストラにも参加しているようだし。う〜ん、時間がないのは全く言い訳にはなりそうにない。

ボザの《イマージュ》をやったAさんの演奏も非常に印象的でした。Kさんの後に、まったく別の響きのフルート曲(こちらの楽器はヘインズの2008年小泉浩モデル)
音色はヘインズ独特の良さがあったし、テクニックも抜群で安定していて、プロの演奏を聴いているようでしたが、本人はKさんの音色を聴いて反省した、と言っていました。「この楽器はヨハネス・ハンミッヒに負けない音が出るはず」と・・。

とにかく良い音色を出せるように練習しなければダメなのです。
音色が悪いまま吹いても指の練習にもならない。
大体において、ソノリテをやっている間、汗をかきかき「はやく、終わらないかな〜」など考えているようじゃ、話になりません。
音楽と向き合う姿勢の違い、ということでしょう。自分の練習を振り返り、これまでのフルートとの向き合い方を深く反省しました。
今日から心をいれかえ、雑念を振り払い、真面目にやろうと思います。

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