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馬の気持ち〜馬のプライド〜 [乗馬]

IMGP0024.jpg木曽馬ユウキ
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見ているととても愛らしい木曽馬のユウキ。

今日は屋内馬場でユウキに乗った。ブラットン(Kさんが騎乗)という馬と一緒で、ちょっと早めに馬場に出たブラットンは早くも馬場の中を走り回る体勢になっている。
遅れて出たユウキと私はじゃまにならないように常歩を始め、速歩にしたけれど、ブラットンの動きが気になって思うように動けない。
ブラットンは蹄跡を駈歩で、ところどころ巻き乗りをしたり、輪乗りをしたり、手前を変え、と、ガンガン走っている。そうなるとブラットンに近づかないようにと、完全に<よけるモード>になってしまう。早めに避けるために、ブラットンへの指示に耳を傾けてしまう。
私がブラットンを避けようとするのと同じように、ユウキもブラットンを避けようとする。
馬と人間の気持ちが増幅して、私とユウキはただちょこまかと馬場の真ん中あたりをのろのろ走っているだけ。もう何を練習しているのかわからない。
最初の10分で「ああ、今日はダメだな」とわかる。スタートがのびのびできないときは、後からうまくもっていくことは、私にはかなり難しい。
走り回るブラットンをよけるストレスを人も馬も感じている。「重かったらムチ!」と声が飛ぶけれど、私としてはもうすでにかなり蹴飛ばしたりムチを入れたりしている。

<馬とケンカにならないように乗ること>という事が、いつも頭の中にあるのだけれど、もうとっくにケンカになっている・・・と感じている。
だから、今日はもうこれ以上はダメ、早く終わろうとあきらめ、ブラットンをよけながらなんとなしの速歩を続けているしかない。情けない。ユウキもかなりイライラしている。
右へ曲がろうとすると、2回ほど反対にグイと曲げられた。

そのうちブラットンに乗っていたKさんが、もう上がります、と言って常歩になった。ブラットンの動きが静まったので、やっと少しずつユウキが走り始めた。
そ〜してブラットンが場外に出て視界から消え・・

やれやれ、すっきりした〜!と私が思い、ユウキものびのびして速歩もスピードが上がった。
蹄跡を1〜2周して終わるつもりで、偶角の前でスピードを落としたら、ユウキの目がちらっと私を見た。(「ここで駈歩するんでしょ。」と言っている。)
そっか〜、とあわてて、合図を軽く送ったらすっと駈歩になった。一周だけだったけれど・・。
その後は常歩で少しだけ右に行かせる練習。「左じゃないよ、右だよ」と何度かやってレッスンを終えた。

洗い場でブラットンの一つ向こうにユウキを繋いだ。Kさんが「あれ、この子たち仲悪いね?お互いにガンとばしているよ」と。確かに、間にいたカントリーを飛び越して、二頭の間にチカッと火花が・・。
やっぱり馬場で走っているときから馬同士も面白くなかったんだな〜。でもブラットンはじゃまされたわけじゃないんだからユウキを睨むことないんでは?

ユウキには悪いことをした。乗り手が自信がないと、馬のプライドを傷つけてしまうような気がする。
ごめんな、ユウキ・・次はうまい人に乗ってもらって大きな馬を見返してやってね。

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ユウキはこの間テレビ出演もしました。(テレビ信州のゆうがたゲットという番組です)
長野版なので私は見られなくて残念でした。
ユウキに乗っているのは飯綱乗馬クラブのキタムラ指導員です。

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