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ヴォルテールの言葉 [diary]


国民投票法案は予定通り参院特別委で可決されてしまった。
自民党議員がフランスの思想家ヴォルテールの言葉を引用したのにはあきれた。
「あなたの言っていることに、私はまるで同意しませんが、それを言うあなたの
権利のためには、体を張っても戦います」(ヴォルテール)
民主主義の大前提のこの言葉に反することばかりやっているのに・・・?
先に行ったほうが勝ち、とでも思ったのか、意味を理解していなかったのか。
日本国憲法前文には「平和をめざす国際社会に貢献する」と明記されているけ
ど、国際貢献のために9条の2項を変える必要、の根拠はどこにもない。
国連から頼まれてもいない。どこかの国から攻撃される可能性が出たから憲法を
変えるというのであればもともと9条の意味はなかったことになる。
いかなる状況においても、日本はこういう態勢で戦後の道を歩むという決意が憲
法9条の意味するところ、9条の1項と2項は分けることのできない憲法の要。
いったん軍事国としてのレールがしかれたら日本はやすやすと、その方向に進む
だろう。そしてその方向に進み始めたら、再び国が壊滅するほどの惨状に見舞わ
れない限りは止まらないだろう。10年後、20年後の平和を守るのは今の国民の
判断だから責任重大だ。
憲法前文の「政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないやうにする
ことを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言しこの憲法を確定する。」
とはこういう時のためにある文言でしょう。     


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