SSブログ

ロンドン・アイルランド紀行/一杯のスープ [旅行記]

マッシュポテトとバジルのスープ  小丼くらいあります。これにパンが付きます。

ポンドは本当に高かった・・・トホホです。
今回ロンドンに行ったのはProms(音楽祭)のためだったのだけど、本当にポンドは高く円の安さを思い知らされた旅行となりました。たいしておいしくもないただのランチ(ピザと飲み物位で)が1600円以上してしまう。1ポンドが235円(銀行で換えると270円とか)というのは全くなじめない感覚で、普通のメインディッシュ一皿が一番安くて12ポンド以上なので、そこにジュースを付けただけで3500円になって、おまけにサービス料(チップですね)を足すと3900円になってしまうのです。ただの食事に3900円を出すのは私の習慣にはありません。ディナーを(2皿コースでさえ)食べようと思うと、5000円を超えてしまいます。もう食べないでいるしかありません。ところがサンドイッチと飲み物だけ買っても1000円超えるのだから油断できません。

アイルランドはユーロですが、1ユーロ160円で、ポンドよりはいくらか物価も安かったようです。アイルランドで一番安くておいしい食べ物は暖かなスープでした。スープ&ブレッドという組み合わせがどの店にもあって、ボール一杯のこってりしたhomemakingのスープは大変おいしく、つけあわせのパン(1個)と良く合いました。4ユーロ位だったのでそれでも640円なのですが、これが日本で言えば山田うどんとか牛丼かな、と思いました。ちなみにこのスープ&ブレッドは前菜メニューの一つなのですが暖まるし(向こうは寒いからね)お腹はけっこういっぱいになるのです。財布の中身が気になる人には心強い味方。
そう言えば昔から「一杯のスープ」に関する話がたくさんあるではありませんか。

バスツァーで一緒になった人は(オーストラリアのアボリジニの人で、英国で一年働いた後、国に帰る前の旅行でアイルランドに来たと言っていました)昼食は飲み物を買っただけで皆と一緒にレストランでは食べませんでした。一日一食しか食べないのだそうです。確かに一皿の量が多すぎ、胃の負担を考えると一日、1,2食でちょうどいいのかなと思いましたが、財布のことを考えても、そう思ってしまいます。

アイルランドから帰るとき、乗り継ぎで再びヒースロー空港に入りました。7ユーロ持っていたのでオレンジジュースとサンドイッチとガムを買おうとしたら、5.15ポンドなので10ユーロないと足りない、と言われ、すっかり買う意欲をなくしてしまった私・・・。(ユーロのコインはポンド圏では使えないようです。)それでも5ユーロでただのサンドイッチとジュースが買えないとは。クレジットカードで買うほどの気力もなくし品物を返してしまいました。
経済オンチの私には為替相場がこんなに変わる仕組みとか、円安だが誰にどういう影響をおよぼすのか(輸出には有利ですね)、などは良くわからないのですが、エンゲル係数が高いということは如何に大変なことかだけは実感した旅でした。


nice!(2)  コメント(4)  トラックバック(1) 

nice! 2

コメント 4

齊藤

ロンドンは去年訪れましたが、確かに私たちにとっての物価の高さは尋常でないですね。食べ物は高い、地下鉄は高い、郊外への鉄道も高くて思わずUターンしたくなりました。ホテルも高くなって、その前に泊まったホテルと同じだったのですが、同じくらいの料金で明らかに部屋が狭くなりました(スーツケースをまたがないとトイレに行けないという・・・)。
by 齊藤 (2007-09-07 07:16) 

ゆき

去年もそうだったのですか。実際に行ってみて体験しないと、ポンドが高い、ユーロも前より高くなった、などわからないものですね。余分な買い物は一切しないのですが、食べ物や交通費は日常と結びついているから削るわけにいかず、ほんとうに物価の高さを実感しました。
by ゆき (2007-09-07 23:26) 

八犬伝

はじめまして
ユーロ高、ポンド高ですね、本当に。
今月末から、5度目のアイルランドに行ってきます!
by 八犬伝 (2007-09-12 00:18) 

ゆき

こんにちは。ポンドよりユーロの方がまだいいですね。
アイルランドはショートステイだったので、機会があればゆっくり行ってみたいです。アイルランドの記事楽しみにしています。
by ゆき (2007-09-17 14:33) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 1

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。