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猫〜ミステリアスな生き物(2) [読書]

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(山城隆一の表紙絵とうちの猫)
リリラン・J・ブラウンのミステリー「ココ・シリーズ」に登場するココとヤムヤムは雄と雌のシャム猫だけど、うちのチャーとタムタムは二匹ともオスなので、すごく仲が良いというわけではない。それでも留守番のときは寄り添って眠っているから、まあまあの仲なのだろう。
猫二匹いるとそれぞれの癖があり愛情表現もそれぞれである。
白黒ねこタムタムはいきなり私の背中に飛び乗ってくるのが好きだ。不意をうってくる。立っているところに飛び乗ってくるのだから当然私の背中にはひっかき傷が絶えない。たまによじ登れずにずり落ちたりすると背中の傷も増えてしまう。しばらくおんぶしてやってから降ろしてやる。
茶トラ猫のチャーはもう15才なので以前は私とよくかくれんぼをしたり追いかけごっこをしたりしたけど、今はもう少しおだやかになった。
ココは自分たちの就寝時間を過ぎるとそれとなく客に時間を思い出させ退去を促すが、猫は実に正確な体内時計をもっているようだ。うちの茶トラは決まって12時15分前になると、机に向かっている私にそっと自分の頭を押し付けてきて、手や足をペロペロなめ始める。「もうそろそろ寝る時間ですよ。」と言っているのだ。私は寝る前にちょっとだけ(ほんの2分間)ストレッチをするが、茶トラ猫はこれがはじまると側に来ておもむろに自分も伸びをし、前屈をするわたしの脚と身体の間にするりと入る。そのまま前屈を何度かすると猫をつぶす形になるが、これが嬉しいらしくゴロゴロ言っている。白黒ねこは近くでこれをじっと観察している。
いよいよ私が布団の中に入ると、私の足元の居心地の良さそうな位置を二匹が取り合ってすもうをはじめる。どったん、ばったん、これは毎晩の儀式だ。

IMGP1154.jpg「警戒」

工事のため今ベランダに出すときはひもつきの首輪をつけて他所にいかないようにしているが、これもすぐに覚えてしまい、首輪をつけると仕事気分になるようで、じっと外を観察している。そう言えば夏の終わりはいつもセミを捕まえて部屋にくわえてきてしまうが今年はそれをやらずにすんだ。
猫の口から生きているセミをそっと取り出し、放してやるのは私の役目。セミはすぐに死んでしまうのだろうけど・・。

リリアン・ブラウンのココ・シリーズはすべて読んでいるが今年は新刊が出たのだろうか。最近本屋に行かないのでわからない。猫とミステリーが好きな人はこのシリーズ、楽しめる。謎解きが中心の小説ではないが、いつの間にか複雑な事件は解決していく。もちろん、ヒントをかぎ当て最初から犯人をわかっているのがココである。
リリアン・ブラウンの本のことを書くつもりが、リリアン・ブラウンに張り合って自分の猫の話になってしまった。猫好きな人間はこんなものでしょう。

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