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初心者フルートレッスン(3) [音楽]

月3回のフルートレッスンが終わった日はやれやれである。
私は一生懸命になると汗をかく質らしく、レッスンが終わると汗びっしょりになっている。4kmぐらい走ったような気がする。

入門して5回目のレッスン。 アルテの8番まで終了。一応順調に進んでいるようだけど、本当はかなり危なっかしい。
簡単だと思ってあまり練習をしていかないで行き、先生の前で吹いてみて初めて「あれっ、意外とむずかしい」と気がつくことが多い。
一人で練習しているときと、先生の前でやってみるときの一生懸命さかげんが全く違っている、ということもわかった。
だからきちんとプロに教わることは物事の上達には必須なのだ。

譜読みというものも、素人には音楽の基本というものがないので、どこでフレーズが切れているのかわからないことがある。先生から「そういう場合はここで切る」と言われ、練習していったことが的はずれだったということがかなりある。クラシック音楽の譜読みの約束事というのはレッスンで少しずつ覚えていくしかないようだ。

先生の耳というのはものすごくて「今のミの指、違っているよ」とすぐに言われる。小指がキーからはなれているかどうかは聞いただけでわかるらしい。ミの音は小指がキーから離れてしまいがちで、それでもミに近い音が出てしまうので、早い動きだと自分でも知らずに吹いていたりすることが多い。先生にはそれは通用しない。
ミからドへの移行はどうしてもスムーズにいかず、私の薬指と小指が特別不自由なのかと思うが、初心者にとっては難しいものらしい。絶対にできないような気がするが練習すればできるようになるそうだ。
楽譜の読み間違いもスッと指摘されびっくりしてしまう。ただの練習曲で何の特徴もないのに。シでもレでも吹いていてたいして違いがないメロディなのに、「ちがう。」と言われる。「先生、楽譜覚えていらっしゃるのですか?」と聞いたら「こういう練習曲の本は12,3冊は頭に入っている。」だそうで、一体頭の中はどうなっているのだろう、と不思議になる。

レッスンが終わって楽器をしまいながら、「先生、お花見はされましたか。」と聞いてみた。「しない。私は花見というものが大っ嫌いなんだ。」と予想道りのお返事。
「20年このかたしていない。あの人混みがね」
「私も花見、きらいです。でも山の中にある桜はきれいですよね。」
「あ、山の桜は別だね。あれはいい。ソメイヨシノはダメだね。」
「クローンですからね。」「そうか、クローンね。」
と、こんな話で終わったのでした。
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コメント 2

ayu15

フルートは木管なんですよね。見た目金管ぽぃですけど。
by ayu15 (2009-05-07 21:07) 

sachat06

そうですね。もともとは木の笛のことです。今は金、銀、プラチナなど。最近は、木のフルートも多くなってきました。オーケストラではオーボエと共にけっこう重要なパートを受け持っているんですよ。
by sachat06 (2009-05-08 22:58) 

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