SSブログ

初心者フルートレッスン(15) 〜基礎練習が大事〜 [音楽]

IMGP1931.jpg
夏は何かと慌ただしいので、7月8月のフルートレッスンは自主休講。

レッスンに追われる日々から解放されほっとしましたが、急にレッスンがなくなると妙に心もとなくて、家で毎日練習を続けていたものの、一週間、二週間、と日が経つにつれて練習時間もだんだん減り、お盆の間はとうとう楽器を触らずじまいでした。
久しぶりに楽器を出して見たら、悲しいかな、一気にビギナーに戻っていて。。

それはもう自分でも情けなくなるほどで、また一からやり直しか、とため息です。
おまけによく考えたらいつのまにか8月半ばを過ぎていて、ぼやぼやしていたらまた9月のレッスンが始まってしまう。
そろそろ気持ちを入れ替えて練習しないと・・。

アンダーソンVol.Ⅱは私にはなかなか難しく、譜読みが大変で、恐れ多くも「この曲全然できるようにならないな・・アンダーソンって、なんか性格悪いんじゃないの」と理不尽なぼやきをつぶやいたら、先輩に、これは譜読みの練習であってそれ自体が目的、この曲が出来たって何の意味もない、とはっきり言われ、なるほどエチュードとはそういうものか、と納得しました。

納得したら、譜面の読みづらさはあまり気にならなくなり、練習にも前より集中できるようになった(かな?)
新しい曲に進むたびに、鉛筆で読みにくいところに、つい、ドレミや♯や♭をごちゃごちゃと書き込み、先生に「書き込みをしないこと。楽譜が読みにくくなるだけ」と注意されます。(練習しているうちにはその書き込みは読まなくなるのですが)
でも、アンダーソン9番あたりから、書き込みはしなくなりました。結局、書いてもそれを読むわけではなくただ安心のためで、集中すればそいうものに頼る必要もないことにやっと気がついてきました。

大体、私は集中力がかなり欠けているのです。レッスンでよく間違え、先生に「いつも同じところで間違えるでしょう」と言われ、「いえ、いつも違うところで間違えます。今まで間違えたことがないところで間違えます」と答えると、ちょっと驚かれたようで「それは集中力の問題だ」と言われました。
全神経を音楽に集中できるのがプロの音楽家。
たった一ページの曲にすら集中できないということは、先生にとっては大変不思議なことであるにちがいありません。
譜読みは集中しないとできないことで、上の空ではできないものだと、今頃ようやく感じているとは情けない次第・・。

さて譜読みより大事な音色ですが、練習しないとこれが致命的にダメになります。レッスンのときは3分の2はソノリテでひたすら音作りをやるのですが、自分一人の練習だと音作りをおろそかにし、譜読み練習に偏ってしまうのも下手のもと。これじゃダメだとわかっているのですがソノリテはしんどいのでついちょこっとやって誤魔化してしまう・・上手くならないはずです。

以前に、さる有名なフルーティストの公開レッスンを聴講したとき、受講生がけっこう難しい曲を演奏しているのに、講師のコメントが「フルートの練習にはジョギングや水泳が効果的」などという話で、聞いている私までうなだれてしまったことがあります。あなたは基礎がまったくできていません、という意味だと誰にもわかりました。
指がいくら速く動いても無意味ということです。実際には、「たっぷりとした良い音色が出せなければ指もきちんと動かないのだ」と先生が仰っていました。

習い事に王道なし、地道な練習をまじめに続けることが、やはり一番の早道であるようです。

nice!(2)  コメント(0) 

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

夏の収穫戸隠牧場〜お馬の親子〜 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。