ハナとポニョ [乗馬]
ミニチュアホースの親子、ハナとポニョが志賀高原丸池からやってきました。
暖かくなるまで飯綱高原の馬たちと一緒に暮らします。
お母さんのハナ。眉毛が書いてあるようなユーモラスな顔をしています。そして鳴き声はヒヒ〜ンではなくメェェ〜に近いです。
7月頃に志賀高原に行ったときはハナだけでした。
このとき仔馬がお腹にいたんですね。
そしてこちらがポニョ。生まれて4ヶ月だそうです。
どう見ても馬のようには見えない。ムクムクした焦げ茶色のかたまり?
顔は馬というより牛?
まだ乳離れはできていないけれど、何にでも興味を持ち、お母さんから離れて駆け回っています。
雨がざ〜っと降ってきたときも嬉しくてピョンピョン駆け回る。
作業しているところに近づいて取り外した馬房の扉の上に乗ってみる。
カメラを向けると、ナニ、ナニ?と駆け寄ってくる。
後ろからいきなり体当たりしてくる。本当にやんちゃな仔馬です。
小さいから柵の下からどこにでも自由に動き回る。
レッスンをしている馬場に走り込みそうになり、K指導員があわてて追い払おうとしましたが、簡単に言うことを聞くような仔ではありません。
してはいけないこと、怖いことをまったく知らない状態で、さすがポニョだな〜と名前に感心してしまう。
言うこときかないから顔につけた無口をおもいきり引っ張るK指導員
引っ張ってもがんとして動かないポニョ。そしてバタリと横になり死んだふり??
今度は上着を振り回して裏山の放牧場へ戻そうとするけどダメ。
竹ぼうきで追い払ってみる。やっぱりダメ。「ボク。ナンにもコワクナイもん」
引き綱をつけ、お母さんのハナを連れてきてやっと二頭一緒に馬房に連れ帰りました。
母馬と一緒でもイヤイヤして歩こうとしないポニョでした。
馬ってひいて歩くことから教えなきゃならないのか〜とびっくりでした。
暖かくなるまで飯綱高原の馬たちと一緒に暮らします。
お母さんのハナ。眉毛が書いてあるようなユーモラスな顔をしています。そして鳴き声はヒヒ〜ンではなくメェェ〜に近いです。
7月頃に志賀高原に行ったときはハナだけでした。
このとき仔馬がお腹にいたんですね。
そしてこちらがポニョ。生まれて4ヶ月だそうです。
どう見ても馬のようには見えない。ムクムクした焦げ茶色のかたまり?
顔は馬というより牛?
まだ乳離れはできていないけれど、何にでも興味を持ち、お母さんから離れて駆け回っています。
雨がざ〜っと降ってきたときも嬉しくてピョンピョン駆け回る。
作業しているところに近づいて取り外した馬房の扉の上に乗ってみる。
カメラを向けると、ナニ、ナニ?と駆け寄ってくる。
後ろからいきなり体当たりしてくる。本当にやんちゃな仔馬です。
小さいから柵の下からどこにでも自由に動き回る。
レッスンをしている馬場に走り込みそうになり、K指導員があわてて追い払おうとしましたが、簡単に言うことを聞くような仔ではありません。
してはいけないこと、怖いことをまったく知らない状態で、さすがポニョだな〜と名前に感心してしまう。
言うこときかないから顔につけた無口をおもいきり引っ張るK指導員
引っ張ってもがんとして動かないポニョ。そしてバタリと横になり死んだふり??
今度は上着を振り回して裏山の放牧場へ戻そうとするけどダメ。
竹ぼうきで追い払ってみる。やっぱりダメ。「ボク。ナンにもコワクナイもん」
引き綱をつけ、お母さんのハナを連れてきてやっと二頭一緒に馬房に連れ帰りました。
母馬と一緒でもイヤイヤして歩こうとしないポニョでした。
馬ってひいて歩くことから教えなきゃならないのか〜とびっくりでした。
真田十万石祭り2012/10/7〜「馬に引かれて真田参り」 [乗馬]
装束をつけたスノーフレーク
松代の真田十万石祭りには毎年、飯綱乗馬クラブから4、5頭の馬が大名行列に参加しています。去年初めて見ましたが、なかなか立派な祭りでした。
今年は30歳のスノーフレークも出馬すると聞き、また見に行かないわけにはいかない。
馬を移動手段として使っていた時代と違い、人混みの中のろのろ進む行列は、普段の環境とはまったく変わるので馬にはかなりの負担ではないかと思います。
特に祭り好きでもないのに、スノーが出るなら・・というわけで二度目の見物となりました。
昨年はとても暑い日でしたが今年は曇りで涼しく、馬たちには良かったと思います。
真田城趾出陣式(これはなかなか見応えがあります)には間に合わず商店街で行列を待ちました。
<休憩>
行列について歩いて行ったら休憩場所に着いて、馬たちに挨拶ができラッキーでした。
スノーはきれいな赤い装束を付けて、なぜかカメラを持った人たちに取り囲まれていました。白い馬というのは何か特別な雰囲気を持つようです。
それにしてもみんなすごく高価なカメラを持っている・・カメラブームなのかな?
いつも携帯している黒糖をスノーの口に入れてやっていたら、カメラを持った一人に「勝手に食べ物をやると怒られますよ」と注意され、「あ、すいませ〜ん」と適当に答える私。
黒糖は、馬がハミをつけていても口の中でスッと溶け口回りを汚さないので便利。
それに自分が疲れたときにも、角砂糖は食べる気がしないけれど黒糖は美味しい。
リラックスするブラットン
ぴったり顔を寄せ合って休むダイワジニアスとサン
地面のほんのちょっとの草にもしがみついているユウキ
<真田城趾に戻りました。お疲れさま!>
ヤレヤレ、すっきりした〜
帰りに松代に住む89歳の叔母さんに会いに行きました。スノーの追っかけみたいでしたが、叔母さんの顔も見れたし、「スノーに引かれて真田参り」は、正解でした。
帰るのが遅くなり、乗馬クラブに着いたときは真っ暗。
馬たちは食事中で静かに草を食む音だけが聞こえる。どの馬も元気そう。
そ〜っとスノーの馬房に行き、暗闇の中手探りでバナナの差し入れ。(月明かりもなく何も見えず、手を伸ばしたら指がスノーの鼻先にぶつかりお互いにちょっとビックリ!)
背中や首を少しマッサージをして帰りました。
名馬スノーフレーク [乗馬]
スノーフレークはアルゼンチン産駒なのでスペインのアンダルシア馬の系統で、リピツァナーに近いのではないかと聞きました。スノーの感受性、反応の良さ、性格の良さはそういう血統のせいか、と思います。またリピツァナーはとても耐久力がある馬種で、スノーが30歳で現役というのも丈夫な血統だからなのかもしれません。
この間エンデュランス大会で80km一位となった西垣さんは、ヤマブキ号とは何度も80kmを走っているそうで、「(ヤマブキは)すごい馬ですね、丈夫なんですね〜」と言うと、スノーフレークをしみじみと見て「30歳で現役の馬、という方がよっぽどすごいですよ」と。「身体もひきしまっているし、顔つきもとても若々しい」そうです。
特徴のある高貴な横顔
シュライヒの置物リピツァナー
かなり類似点がある感じです。
乗馬はいっこうに上達しないままですが、スノーフレークにだけは安心して乗っています。人にこれほど安心感を与えてくれる馬はいないと思います。K指導員いわく「日本中探したってこんな馬はいないよ」
良く走り、丈夫で、気だてがいい、と三拍子揃っていれば、最高の馬。
初めて乗馬を体験する人が乗っても、引き綱をつけなくても、元気にしかも静かに馬場を一周してくれる馬はめったにいません。脚の合図に従順で、手綱にも従順、へたくそな私に付き合ってくれ、思うように動いてくれるものだから、スノーに乗っているとまるでうまくなったような錯覚を持ってしまいます。
馬が人を気遣う動物だ、ということも初めて知りました。
放牧中、スノーが草を食べている間、私も何か食べようとバッグをゴソゴソやっていると、スノーは草よりも美味しい物があると思ったらしくて、顔をずんずん近づけてきます。スノーの頭に押されて尻餅をつき、踏まれたら危ないな〜、とあわてて立ち上がってスノーの脚もとを見たら、前脚の位置はまったく動いていませんでした。人を踏まないように気をつけ、首だけをぐぐ〜っ、と伸ばしていたのでした。
餌やおやつをねだるとき、馬は前搔きをしたり大きくいなないたりします。
スノーの場合は、「フルルル・・」と低く静かな声を出します。
その声の慎み深さには感心してしまう。人間も見習わないとね。。。
(スノーフレークお気に入りの裏山の放牧地)
ごろんごろん、ヨッコラショッと。
こうなってしまう
8月はアブが多くて若い馬だと身体をふるわせたり尾っぽを振り回したり、後ろ脚を振り回したり、盛んにばたばたするのですが、30歳のスノーはもう面倒くさいのかあまり気にしないみたいです。
しかし私は気になります。アブに血を吸われた跡がたくさんついているとすごく嫌です。
(アブも生き残るために必死なのですが・・。)
そこで放牧中、スノーが草を食べている間、私は虫払い役。
手で払うよりも楽なのが大きなフキの葉(大きければ何でもいいのです)。フキの葉でお腹の下をピシャピシャと払うわけで、これをやっている間、スノーの方は居心地良さそうに草を食べ続けています。
いい加減私が飽きて、もう帰ろうと、引き綱を付けようとすると、「まだ、やだよ〜」と、すたこら逃げて行くそぶり。
いい年して何?と思いながら、されるがままではないスノーに元気さを感じて嬉しい。
背中にフキの葉
きれいに丸洗いして人馬とも満足しているところ
いつもスノーのマッサージをしているうち私のマッサージの腕も上がりました。
背中や首すじをマッサージすると、気持ち良さそうに低く低く頭を下げ、「フ〜ッ」とため息をつくスノーです。
この間エンデュランス大会で80km一位となった西垣さんは、ヤマブキ号とは何度も80kmを走っているそうで、「(ヤマブキは)すごい馬ですね、丈夫なんですね〜」と言うと、スノーフレークをしみじみと見て「30歳で現役の馬、という方がよっぽどすごいですよ」と。「身体もひきしまっているし、顔つきもとても若々しい」そうです。
特徴のある高貴な横顔
シュライヒの置物リピツァナー
かなり類似点がある感じです。
乗馬はいっこうに上達しないままですが、スノーフレークにだけは安心して乗っています。人にこれほど安心感を与えてくれる馬はいないと思います。K指導員いわく「日本中探したってこんな馬はいないよ」
良く走り、丈夫で、気だてがいい、と三拍子揃っていれば、最高の馬。
初めて乗馬を体験する人が乗っても、引き綱をつけなくても、元気にしかも静かに馬場を一周してくれる馬はめったにいません。脚の合図に従順で、手綱にも従順、へたくそな私に付き合ってくれ、思うように動いてくれるものだから、スノーに乗っているとまるでうまくなったような錯覚を持ってしまいます。
馬が人を気遣う動物だ、ということも初めて知りました。
放牧中、スノーが草を食べている間、私も何か食べようとバッグをゴソゴソやっていると、スノーは草よりも美味しい物があると思ったらしくて、顔をずんずん近づけてきます。スノーの頭に押されて尻餅をつき、踏まれたら危ないな〜、とあわてて立ち上がってスノーの脚もとを見たら、前脚の位置はまったく動いていませんでした。人を踏まないように気をつけ、首だけをぐぐ〜っ、と伸ばしていたのでした。
餌やおやつをねだるとき、馬は前搔きをしたり大きくいなないたりします。
スノーの場合は、「フルルル・・」と低く静かな声を出します。
その声の慎み深さには感心してしまう。人間も見習わないとね。。。
(スノーフレークお気に入りの裏山の放牧地)
ごろんごろん、ヨッコラショッと。
こうなってしまう
8月はアブが多くて若い馬だと身体をふるわせたり尾っぽを振り回したり、後ろ脚を振り回したり、盛んにばたばたするのですが、30歳のスノーはもう面倒くさいのかあまり気にしないみたいです。
しかし私は気になります。アブに血を吸われた跡がたくさんついているとすごく嫌です。
(アブも生き残るために必死なのですが・・。)
そこで放牧中、スノーが草を食べている間、私は虫払い役。
手で払うよりも楽なのが大きなフキの葉(大きければ何でもいいのです)。フキの葉でお腹の下をピシャピシャと払うわけで、これをやっている間、スノーの方は居心地良さそうに草を食べ続けています。
いい加減私が飽きて、もう帰ろうと、引き綱を付けようとすると、「まだ、やだよ〜」と、すたこら逃げて行くそぶり。
いい年して何?と思いながら、されるがままではないスノーに元気さを感じて嬉しい。
背中にフキの葉
きれいに丸洗いして人馬とも満足しているところ
いつもスノーのマッサージをしているうち私のマッサージの腕も上がりました。
背中や首すじをマッサージすると、気持ち良さそうに低く低く頭を下げ、「フ〜ッ」とため息をつくスノーです。
第2回いいとき乗馬トレッキング大会2012・レポート [乗馬]
2012年9月8日、第2回いいとき乗馬トレッキング大会が行われました。
今年は20キロ、40キロ、60キロのトレーニングライドと、80キロの公認のエンデュランス競技となりました。心配していた天気は薄曇りでまずまずの乗馬日和り、小雨がぱらついているぐらいがちょうどいいそうです。
9月7日
馬が続々と到着。
午後にドクターインスペクションと説明会が行われました。
軽く運動したり、ひき馬の調教をしたり、
牧草地で馬をゆったりリラックスさせたり、
会場は華やかさと緊張感に満ち、もうこの日から競技は始まっていると感じさせられました。
(ドクターインスペクション)
9月8日(土)大会当日
暗闇の中、朝5時からのスタートを待ちました。
6時に自分の持ち場に移動して馬を待ちました。
私が立った場所は飯綱山登山道が交差していて、早朝からずいぶん登山者が多いのにおどろきました。
続々と人馬が通りすぎ始め、あわててカメラを構えたものの、鬱蒼とした林のうす暗い中ではきれいに写真が撮れませんでした。常歩で通ってくれる馬は少なく、ほとんど速歩または駈歩で飛ぶように行ってしまうので、ゼッケンの確認が精一杯。
固まってドドーッと駆け抜けられるとゼッケン確認もできないのでした・・。
ピンぼけ写真ですが
(ゴール後のドクターインスペクション)
本当に、本当にお疲れ様でした!
(表彰式)
(大会結果)
80キロエンデュランス 完走は4人馬でした。
1位 西垣祐希 ヤマブキ(牝 10歳 芦毛)八ヶ岳ロングライディング
2位 山田智之 ノースマン(セン 6歳 鹿毛)ノースランドライディング
3位 服部ゆみ ノースキャスター(セン 14歳 鹿毛)ノースランドライディング
4位 佐藤 圭 ブレーブキッドH(セン 8歳 栗毛)八王子乗馬倶楽部
そして山田智之氏騎乗のノースマンが、見事ベストコンディション賞を取りました!
80キロエンデュランス優勝
八ヶ岳ロングライディングの西垣祐希さんとヤマブキ号
80キロエンデュランス、ベストコンディション賞の、ノースランドライディングの山田智之さんとノースマン号
また20キロ40キロ60キロはトレーニングライドのため順位は出されませんでしたが、それぞれベストトレインドホース賞が表彰されました。
60キロ 榊原あかね ノースココ (ノースランドライディング)
40キロ 樹神彰志 ステックジョン(セントレアホース)
40キロ 樋澤大樹 ファング (蓼科ポニークラブ)
(追記)
私はゴール直前5キロのポイントにいたため、ゴール風景はまったく見られませんでした。登山者が山を登って、そして降りてきて「まあ、まだいたの」「ご苦労さんですね〜」「大変ですね〜」と多くの人に労われていました。
馬ががんばっているのだと思いながらの長い10時間でした。
時間が空いたときには、せっかくだからついでに熊も出て来ないかな〜、とちょっと期待してしまいました。(もちろん出てきたらサッと車の中に入るつもりでカギを開けておきました)
同じくゴール付近のポイントに立っていた、Nさんらとゴール地点の飯綱乗馬クラブに戻ってみれば、すでに馬運車も出発し始め、何にも残っておらず・・。
『つわものどもが夢の跡』
という風情だったのでした。
残暑お見舞い申し上げます [乗馬]
飯綱高原の馬たち
スペイン乗馬学校のリピツァナーではありませんが、みな優秀な馬たちです。騎乗者次第で、ワルツを踊るかもしれません。
ようやく9月になりましたが、今年は本当に暑さが厳しく(毎年こんな事言ってるような?)、長野市の天気予報を見ても、嘘でしょ・?というくらい毎日33度だの34度だのという数字が並んでいました。(30度という日すらなかった・・!)
さすがにこれほど長期間にわたって暑さが続くと、いくら涼しい飯綱高原でも疲れがたまります。
スノーフレークもこの間、とうとう熱射病にかかりました。
運動後、いつものように裏山の木陰で放牧すると、気持ちよさそうにごろごろ寝転がり草を食べていました。その後水をかけ丸洗いしてきれいにし、馬房に戻して3、40分経った頃、会員のSさんの「スノーどうしたの?びしょ濡れだけど水かけたの?」と言う声に、馬房に行ってみると、まるっきりびしょ濡れで白いスノーの毛並みが灰黒色に変わっている!
カンカン照りというのに、思わず(雨漏り?と)天井を見上げてしまいました。スノーの身体から汗が出ているとわかったときは本当にびっくり仰天!
K指導員に「脱水症状だな、水かけて身体冷やして」と言われ、じゃんじゃん水をかけました。間をおいて二回水をかけ、ざっと拭いて馬房に戻し、扇風機で身体を冷やしたのですが・・。
今度は前脚に震えが来ている。どうしてよいかわからないまま脚のマッサージをしていたら少しおさまってきた。すると今度は後ろ脚が震え出してきた。
当のスノーは脚が震えているのにお昼ごはんをモグモグ食べている。
ふと、この震えは、体温が異常に上がってしまったための悪寒ではないかと思い、扇風機を弱くし、まだ湿っている内股や脇を渇いたタオルでマッサージ・・・素人考えではあるけれど、スノーが嫌がっていないようなのでしばらくマッサージを続けました。
そうしているうちにやっと震えがおさまってきました。
2時間後、夕方はまったくいつものスノーフレークに戻っていて、広い馬場でのんびり放牧させてもらっていました。
汗をかいたり震えたりしながらも草を食べてる元気があったので、症状が軽かったのかもしれません。Sさんのおかげで早く気がついたのもよかった。
後で調べたら、馬が熱射病になったら水をかけて身体を冷やす、そして汗こきで水をよく切る、水を切らないと体温のせいで水分はお湯のようになり気化しにくくなり体温が下がらない、とありました。
確かに水をかけても表面の温度はすぐ高くなってしまい、まるお湯をかけたみたいでした。
とにかく元気になって一安心です。
9月になってようやく秋が近づいてきた感じがしていますが、平地では厳しい暑さはまだ続きそうです。夏の疲れがたまっているので気をつけないと。。。
スペイン乗馬学校のリピツァナーではありませんが、みな優秀な馬たちです。騎乗者次第で、ワルツを踊るかもしれません。
ようやく9月になりましたが、今年は本当に暑さが厳しく(毎年こんな事言ってるような?)、長野市の天気予報を見ても、嘘でしょ・?というくらい毎日33度だの34度だのという数字が並んでいました。(30度という日すらなかった・・!)
さすがにこれほど長期間にわたって暑さが続くと、いくら涼しい飯綱高原でも疲れがたまります。
スノーフレークもこの間、とうとう熱射病にかかりました。
運動後、いつものように裏山の木陰で放牧すると、気持ちよさそうにごろごろ寝転がり草を食べていました。その後水をかけ丸洗いしてきれいにし、馬房に戻して3、40分経った頃、会員のSさんの「スノーどうしたの?びしょ濡れだけど水かけたの?」と言う声に、馬房に行ってみると、まるっきりびしょ濡れで白いスノーの毛並みが灰黒色に変わっている!
カンカン照りというのに、思わず(雨漏り?と)天井を見上げてしまいました。スノーの身体から汗が出ているとわかったときは本当にびっくり仰天!
K指導員に「脱水症状だな、水かけて身体冷やして」と言われ、じゃんじゃん水をかけました。間をおいて二回水をかけ、ざっと拭いて馬房に戻し、扇風機で身体を冷やしたのですが・・。
今度は前脚に震えが来ている。どうしてよいかわからないまま脚のマッサージをしていたら少しおさまってきた。すると今度は後ろ脚が震え出してきた。
当のスノーは脚が震えているのにお昼ごはんをモグモグ食べている。
ふと、この震えは、体温が異常に上がってしまったための悪寒ではないかと思い、扇風機を弱くし、まだ湿っている内股や脇を渇いたタオルでマッサージ・・・素人考えではあるけれど、スノーが嫌がっていないようなのでしばらくマッサージを続けました。
そうしているうちにやっと震えがおさまってきました。
2時間後、夕方はまったくいつものスノーフレークに戻っていて、広い馬場でのんびり放牧させてもらっていました。
汗をかいたり震えたりしながらも草を食べてる元気があったので、症状が軽かったのかもしれません。Sさんのおかげで早く気がついたのもよかった。
後で調べたら、馬が熱射病になったら水をかけて身体を冷やす、そして汗こきで水をよく切る、水を切らないと体温のせいで水分はお湯のようになり気化しにくくなり体温が下がらない、とありました。
確かに水をかけても表面の温度はすぐ高くなってしまい、まるお湯をかけたみたいでした。
とにかく元気になって一安心です。
9月になってようやく秋が近づいてきた感じがしていますが、平地では厳しい暑さはまだ続きそうです。夏の疲れがたまっているので気をつけないと。。。
エンデュランス競技の魅力〜第2回いいとき乗馬トレッキング大会2012〜 [乗馬]
「第2回いいとき乗馬トレッキング大会」が9月7,8日に開催されます。(長野)
コースは標高1000m〜1400mにあり、涼しく気持ちの良い場所です。
(日程概略)
9月7日(金)10時受付
13:00 〜 14:00 獣医検査、第1回ホースインペクション
15:00 〜 16:00 開会式・ブリーフィング
16:00 〜 18:00 騎乗者資格、技能認定試験
9月8日(土)スタート場所 大座法師池湖畔
スタート時間 5:00 80km エンデュランス
5:15 60km トレーニングライド
5:30 40km トレーニングライド
6:00 20km トレーニングライド
表彰式 17:00
詳しいお問い合わせは飯綱観光協会「いいとき乗馬トレッキング大会実行委員会」まで。
TEL .026-239-3185 http://iizuna-navi.com/
昨年、初めてエンデュランス競技というものを見ましたが、障害馬術、馬場馬術とは全く別の魅力があり、感動しました!
競技馬場でみんなで観戦する華やかな馬術とは違い、コース途中に立って見ていても、あっという間に馬は通りすぎて行ってしまうのですが、馬が通りすぎるその瞬間の魅力というのは、ちょっと説明しがたいものがありました。
シーンと静まりかえった山の林道の脇に立っていると、まず「カッ、カッ」という馬の蹄の音が聞こえてくる。音が大きくなり、ふいにカーブを回って人馬が現れる・・。
あ〜っ、と思ってカメラを向ける暇もなく、人馬は超然と私を通りすぎ、後ろ姿を目で追って行くとたちまち見えなくなってしまう。
ほんの10秒間にも満たない見物です。でも、感動の大きさは馬場馬術にひけはとらない、と思いました。林道を力強く走る馬は、何か独特なオーラを放っていて、自分の仕事を真剣にやっているという厳粛な雰囲気があり、声をかけるのがはばかれるような感じでした。
(2011年大会より)
(サダムブルームーンとセバスチャン)
二頭とも全日本エンデュランス大会で120kmを走破した馬です。
2011年大会の馬道を下見中の写真です。
大会の要項を読むと、細部にわたって様々な規定があり、初めて知ったことがたくさんありました。たとえば、
*競技中、拍車や鞭は使用できない。
*踵のない靴を履くことはケージ付きの鐙か同様の安全鐙を用いる場合のみ許される。(エンデュランスの場合、馬の負担を減らすためにひき馬をするときがあり、ふつうの馬術用ブーツは歩くのに適していないためトレッキングシューズのような靴を履くそうです。)
*落馬、放馬の場合はいつでも、どこでも、誰からも援助を受けられる。
*事故者を発見した場合、継続のライダーは可能なかぎりの手助けをしなければならない。
*獣医検査はスタート前、区間ごと、ゴール後に行われる。
*参加できる馬の年齢は5歳以上。ただし20、40km ライドは調教訓練を目的の場合は参加できる。
などなど・・
騎乗者資格も規定のライセンスの他、60kmに参加の場合、40kmを2回完走しているのが条件(馬は1回完走していること)、80 kmの場合は60kmを2回完走していること(馬は1回完走)という条件です。
「細かい規定があるんですね〜」と言うと、エンデュランス競技のベテランのMさんが「馬乗りにとっては常識的なことばかり。誰でも知っていることを文書にしただけ」と。
前後にガイドがついた外乗ツアーと違い、外で一人で馬に乗れるということは、すごいことで、とてもうらやましいです。
広々した野原を見たりすると、「こんな所で一人きりで馬に乗れたらいいな〜」といつも思います。(一生できそうにありませんが・・)
先日、観光協会にぜひエンデュランス競技を見たいという人が来ていて珍しい人がいるな、とちょっとびっくりしました。乗馬をやっている人に、エンデュランスの面白さを説明しても、「ふ〜ん」で終わってしまいがち。
でも実際に一度見ると、その素晴らしさもわかるというものです。
馬の通り道に人が立って見ていても馬はおどろかないの?と聞いたら、そんなことで馬が驚くものか、それでおどろくような馬は競技に出られないよ、・・だそうです。
スノーフレーク30歳の夏 [乗馬]
7月21日の飯綱グランプリには、30歳のスノーフレークもジムカーナに出場しました。
もちろん最高齢!
30歳でもすごく元気なスノーですが・・・実は左前肢を痛めています。
今年の初乗り(2012年1月2日)でスノーに騎乗したら、常歩は元気よく歩いていたのに速歩にしたとたん肢をひきずっていました。「最近動かしていなかったからな〜。動かした方がいいだろう」とK指導員の言葉で
常歩を30分くらいやって、速歩にしてみるとかなりいい感じにはなってきました。
翌日、翌々日は肢をひきずらずに元気に動いてくれたので寒くて身体が固まっていたのかな、と思ったのですが、手入れのとき右前足をあげられない。左をかばっているのでやはり痛かったのでしょう。
その後もスノーの調子は良かったのですが、3月になってまた足を引きずるようになりました。このときも、止めずに馬の身体を温めるよう言われ速歩を続けているうちにだんだん足の運びがしっかりしてという調子でした。
4月、2週間ぶりにクラブに行くとスノーは普通に歩くのもつらそうでどうやら屈腱炎らしい。
前足の裏側が腫れ、かなりの熱を帯びている。
すぐに冷やすのが一番とわかったのは2,3日後でしたが、機会を見つけてできるだけ2〜3時間冷湿布をしました。
屈腱炎だと早くても半年はかかるそうで、30歳という年齢を考えると、再起は難しいかもしれないと、暗い気持ちでした。
5月5日、常歩30分。おどろいたことにスノーフレークは非常に元気で、ひき馬の時からカッカッとはりきっている。相変わらず、跨がると同時にトントン前に進み始める。
大体、練習馬というのは、動かすだけでも大変で、歩き出してもうなだれて死んだような動きしかしないのですが(私がそういう風にしか乗れないのですが)、それに比べるとスノーは本当に活発で凄い馬です。
この日は足をかなり冷やしてやり、夕方見に行くと熱もなく安心しました。
5月半ばくらいから運動の中に速歩も少し入れて様子を見ました。肢をひきずるのは相変わらずですが、運動後に熱もなくなり、蹄の手入れ時に、左前肢でしっかり立てるようになりました。
7月21日(飯綱グランプリ)、スノーの30歳記念にジムカーナに出たら、と言われ、急遽出場しました。
下の馬場までの坂道は、前脚に負担がかかるかもしれないと思い、ひき馬でつれて行くことに。Nさんが一緒についてきて下さいました。
名前どうりにスノーフレークは真っ白で、下にいた子供たちが「ワァ、可愛い〜」と迎えてくれました。スノーに乗ったら、早くもテンションが高い。狭い待機馬場でぐるぐる回りながら・・・このときが一番私には大変で・・。
馬場に出てスタートしてしまうとスノーはいつにもまして元気でシャッキリ、乗り心地が良く(途中私が経路を間違えたりしたけれど)、肢もまったくひきずらずに一回りしました。
やれやれ、と坂道をスノーに乗ったまま帰り、途中のクローバーの草地で止め、クローバーを食べさせようとしたけれど、スノーは見慣れない風景を前に物思わし気に遠くを見ている。
そのまま洗い場に戻り(みな出場で出払っていて静か)ゆっくり手入れをしました。
楽しかったね、お疲れさん!
というわけで、またこの夏もスノーフレークは元気に過ごせそうで何よりです。
第19回飯綱グランプリ大会〜馬術〜 [乗馬]
7月21,22日と飯綱グランプリ大会がありました。
前夕に電車が止まるほどの大雨が降り、これは翌日の馬場の状態はどうなっちゃうのだろう、と思っていましたが、翌日はかろうじて曇り。
障害馬場を歩いて見ると、意外と水はけがいいようで、部分的に水たまりはあるけれど長靴がずぶずぶと入るほどではなくけっこうしっかりしている、
と思っていたら、当日も警報が出るほどの大雨に降られてしまいました。
瞬間的な雨量がすごいので、みるみるうちに水たまりが広がっていきます。選手も馬もびっしょり濡れ、水たまりとぬかるみのせいか、待機場でバタバタする馬がいます。水が苦手という馬はけっこういるようです。馬場に出てしまえば観念して華麗な演技を魅せてくれました。
それにしても、人も馬もびしょ濡れ泥だらけで、まるで戦国時代の合戦みたい、という感じでしたが、途中からはみんな雨にも泥にもすっかり慣れたようで、それはそれで華やいだ雰囲気で面白いものでした。
(21日の写真)
馬場はこんな感じ
待機場から馬場を見る 馬場は雨でよく見えません
上の馬場から下の障害馬場に向かう坂道はちょっと急です。
水色のタオルが落ちていたので馬が嫌がり、引き返すガスターナインとOさん。
もう一本のゆるやかな坂道に向かうところ。
やれやれ、泥だらけになったな〜
私のデジカメでは雨で煙った馬場の試合風景はとても撮れず、試合終了後の選手と騎乗馬を撮るのがやっと。
待機中の馬を抑える二人。 「危ない、ちゃんと押さえてよ〜」・・
ランタナに乗るKさん、乗ったら馬も落ち着きました。
翌日は前半は何とか天気は持ち直し、と思ったのですが・・
(22日)
おぉっ、名馬カントリーボーイ
サウンドオブサイレンス(ピッコロ)に乗るNさん
今日のサンは何だか立派に見えるな〜。騎乗する人によるんですね。
午後になってまた大雨になりました。
ぬかるみの馬場を下見する選手のみなさん
最後の試合は大雨警報のため中止になりました。
私のカメラもびしょ濡れになって壊れました。今度は防水のを買わないと。。
雪上の馬〜飯綱高原の馬たち〜 [乗馬]
ようやく雪も終わりそうです。
馬の姿は、雪の中で格別に引き立つようで、見る度につい写真を撮っていました。
(2012年 1月から3月)
サダム・ブルームーンとMuさん、セバスチャンとMiさん
サダム・ブルームーンとセバスチャンは、エンデュランス大会で120キロを完走したすごい馬。
この日は二人(二人ともエンデュランスの元全日本選手)で外乗りでしたが、たいてい一人でふらっと山の中に出かけて行きます。
「ちょっと山に行ってくる」と気軽に出かけて行くのがすごい。
セバスチャンもサダムも馬房の中で見ると呑気そうな顔をしていますが、ご主人が乗ったとたん、「仕事モード」のきりっとした顔になり風格が出ます。
野山を、好きなときにふらっと愛馬で走り回るなんて最高の贅沢。
大座法師池の隣の飯綱観光協会の前で
ある日のこと、車を運転していたら観光協会前に馬がいる!
思わず車を止めて近づいたらサダム・ブルームーンとMさんでした。外乗りに出かけるといつもここでおやつタイムだそうです。いいな、馬が立ち寄ってくれるなんて。こういう風景はどこででも見られるというものではありません。
愛馬クォーリーダストに乗るNさん
愛馬ネヴァキングダムに乗るKさん
このぬいぐるみ、人間にはとっても受けていました。
馬たちは・・・??
グッドイナフとラルス(相変わらず雪が似合う)
馬と張り合いたいロン。雪の中できれいです。
馬の姿は、雪の中で格別に引き立つようで、見る度につい写真を撮っていました。
(2012年 1月から3月)
サダム・ブルームーンとMuさん、セバスチャンとMiさん
サダム・ブルームーンとセバスチャンは、エンデュランス大会で120キロを完走したすごい馬。
この日は二人(二人ともエンデュランスの元全日本選手)で外乗りでしたが、たいてい一人でふらっと山の中に出かけて行きます。
「ちょっと山に行ってくる」と気軽に出かけて行くのがすごい。
セバスチャンもサダムも馬房の中で見ると呑気そうな顔をしていますが、ご主人が乗ったとたん、「仕事モード」のきりっとした顔になり風格が出ます。
野山を、好きなときにふらっと愛馬で走り回るなんて最高の贅沢。
大座法師池の隣の飯綱観光協会の前で
ある日のこと、車を運転していたら観光協会前に馬がいる!
思わず車を止めて近づいたらサダム・ブルームーンとMさんでした。外乗りに出かけるといつもここでおやつタイムだそうです。いいな、馬が立ち寄ってくれるなんて。こういう風景はどこででも見られるというものではありません。
愛馬クォーリーダストに乗るNさん
愛馬ネヴァキングダムに乗るKさん
このぬいぐるみ、人間にはとっても受けていました。
馬たちは・・・??
グッドイナフとラルス(相変わらず雪が似合う)
馬と張り合いたいロン。雪の中できれいです。
前傾姿勢が直らない [乗馬]
カカロット
19日、関東地方の天気は穏やかだったけれど、めざす乗馬クラブ(月に1,2回通っている)はかなり遠い。
そこまでのバス、電車の中で、<なんでこんなにはるばる時間とお金をかけ、わざわざ怖い思いをしに行かなくちゃならないんだろ?>
とか、
<きっぱりとどこかで乗馬を止める気持ちにならないかな・・>などと、心の中でずっと愚痴を言い続けている私。
正月にひいた風邪のせいでまだ体力が落ちているのか今ひとつ気力が出ない。
最寄りの駅に到着し、送迎車を待っていたら、後から来た女の人が、足首のストレッチなどしている。もしかしてこの人も乗馬クラブかな、と思っていたら、やはりそうだった。
今日は広い馬場を4人で部班レッスン。指導員は私にとって初めての人だった。にこにこしてやさしそうな女の人。
馬はカカロット。左手前の駈歩がでない馬だ。何回か乗ったことがある馬だけれど、今日は体調もぱっとせず最初から気力もなかったせいか、乗っていても身体がなかなかしっくりしない。
私の前傾姿勢。これは自分で鏡を見るとすごく良くわかる。どの指導員からも同じ注意を受ける。私も気をつけているつもり(?)だし、家でも時々鏡を横目で見ながら身体を伸ばしたりして研究(?)もする。・・・けれど、絶対に、直らないのである。
死ぬまで直らないだろう。
まだ若くて時間がたっぷりあればいくらでも改善できるだろうけれど、もうあまり時間がない場合はどうする?
すっかり固まってしまった身体の芯を直すというのは不可能そうだ。
いつも同じ注意を受けるというのはかなりつらい。言われる前からわかっている言葉。「もっとお腹を前に出すように意識して、胸を開いて、頭は肩の真上、視線は前方、腰を引かない」
これが・・・こんなやさしい日本語で現される姿勢が、馬上ではできない。
たまにできることもあり、「あ、今いい感じですよ」と言われる。
でも続かない。
この日のカカロットは、最初にきちんとムチも入れて合図したせいで、元気よく速歩。真面目に走ってるな〜という感じ。
ある乗馬のHPで、なめらかな軽速歩をするためには立ち乗りをすると良い、とあり、それを試してみた。鐙に立ったまま乗るのは、私にはかなり楽な姿勢で気持ちがいい。
指導員が見ていて、「今のツーポイントはいいですよ。でも、軽速歩で立つときは同じ角度ではなく、身体をもっと後ろに(真っ直ぐに)するようにして下さい。」
ハイ、その簡単なこと、ができないんです、私。
軽速歩ですでに身体を前に倒し気味であるから、駈歩は言わずもがな。腰を張るということがまったくできない。
軽い前掲姿勢の軽速歩は馬の背中には負担が少なく、馬は走りやすいのだそうだ。ただし前に持っていかれやすい・・ということだろうか?
いい加減軽速歩をやって次は駈歩。右手前しか出ないカカロットに合わせて全頭右回りの駈歩をした。カカロットもよく走る。スピードもちゃんと出ている。でも体調のよくない私は身体がついていけない感じがあって少し怖い。
そう言えば前回、隅角でふくらみすぎてしまうカカロットだった。中央線を越えた辺りで早めに右に曲がれの合図をしたら、スムーズに行った。
でも本当に疲れてしまい、一鞍で止めようかと思った。
ここは30分が一鞍。30分と言っても運動量が多いからこれで十分という気がするけれど、せっかく遠くまで来たのだからと、30分の休憩を入れて二鞍乗るようにしている。
二鞍めは人も馬も身体がほぐれていて、乗りやすいという利点もある。
軽速歩をしていて、たまにしっくりくることがある。そういうときは馬がハミをしっかり受けているときらしい。
「今、馬がハミを受けていたのに、前傾して手綱を伸ばしてしまってはだめですよ。せっかくハミを受けていたのにもったいないですよ〜。」と言われた。
「ハミを受けているのか、ただ手綱を引っ張られているのか、よくわからないんです。」と私。
手綱の張りがどんなものなのか、本当によくわからない。
手綱にある重さがかかりビュ〜ンビュ〜ンと馬がスムーズに前に進んでいるとき、「そうです」と言われることもあり、それは、私の判断ではこのままいったら、馬が走りすぎてしまうのではないか、と不安になる感じのときだ。
何やらわからずに乗っているからますます疲れ、「ちょっと休憩」と言って真ん中に入って停止していたら、カカロットがベロ〜んと長い舌を出している。
「どうして舌を出しているんですか?」と聞いたら、答えは、「ヤッテラレネ〜ヨ、という意味でしょう。」
えっ、そうなのカカロット!こりゃのんびり休んでいてはよくないなあ〜と、また馬を歩かせながら時計を見たら、あと5分、もうすぐ終わりだ、と思ったら少し元気が出てまた駈歩した。2回とも長く感じた30分だった。
カカロットは今日は終わりだというのでブラッシングした。背中に湿疹がある。マッサージもした。おとなしくされるがままのカカロットだった。
初めてカカロットに乗ったとき、超ゆっくり駈歩をして見せて驚かされた。他にもニューヨーカーというスロー駈歩の名人(馬)がいる。
よくそんなにゆっくり走れるな〜と感心するほどで、これならどんな初心者でも広い馬場を安心して走ることができるだろう、と思う。
でも「速くしなさいよ」と馬に言えば、ぱっと早変わり。
実によく調教されてる馬たちです。
19日、関東地方の天気は穏やかだったけれど、めざす乗馬クラブ(月に1,2回通っている)はかなり遠い。
そこまでのバス、電車の中で、<なんでこんなにはるばる時間とお金をかけ、わざわざ怖い思いをしに行かなくちゃならないんだろ?>
とか、
<きっぱりとどこかで乗馬を止める気持ちにならないかな・・>などと、心の中でずっと愚痴を言い続けている私。
正月にひいた風邪のせいでまだ体力が落ちているのか今ひとつ気力が出ない。
最寄りの駅に到着し、送迎車を待っていたら、後から来た女の人が、足首のストレッチなどしている。もしかしてこの人も乗馬クラブかな、と思っていたら、やはりそうだった。
今日は広い馬場を4人で部班レッスン。指導員は私にとって初めての人だった。にこにこしてやさしそうな女の人。
馬はカカロット。左手前の駈歩がでない馬だ。何回か乗ったことがある馬だけれど、今日は体調もぱっとせず最初から気力もなかったせいか、乗っていても身体がなかなかしっくりしない。
私の前傾姿勢。これは自分で鏡を見るとすごく良くわかる。どの指導員からも同じ注意を受ける。私も気をつけているつもり(?)だし、家でも時々鏡を横目で見ながら身体を伸ばしたりして研究(?)もする。・・・けれど、絶対に、直らないのである。
死ぬまで直らないだろう。
まだ若くて時間がたっぷりあればいくらでも改善できるだろうけれど、もうあまり時間がない場合はどうする?
すっかり固まってしまった身体の芯を直すというのは不可能そうだ。
いつも同じ注意を受けるというのはかなりつらい。言われる前からわかっている言葉。「もっとお腹を前に出すように意識して、胸を開いて、頭は肩の真上、視線は前方、腰を引かない」
これが・・・こんなやさしい日本語で現される姿勢が、馬上ではできない。
たまにできることもあり、「あ、今いい感じですよ」と言われる。
でも続かない。
この日のカカロットは、最初にきちんとムチも入れて合図したせいで、元気よく速歩。真面目に走ってるな〜という感じ。
ある乗馬のHPで、なめらかな軽速歩をするためには立ち乗りをすると良い、とあり、それを試してみた。鐙に立ったまま乗るのは、私にはかなり楽な姿勢で気持ちがいい。
指導員が見ていて、「今のツーポイントはいいですよ。でも、軽速歩で立つときは同じ角度ではなく、身体をもっと後ろに(真っ直ぐに)するようにして下さい。」
ハイ、その簡単なこと、ができないんです、私。
軽速歩ですでに身体を前に倒し気味であるから、駈歩は言わずもがな。腰を張るということがまったくできない。
軽い前掲姿勢の軽速歩は馬の背中には負担が少なく、馬は走りやすいのだそうだ。ただし前に持っていかれやすい・・ということだろうか?
いい加減軽速歩をやって次は駈歩。右手前しか出ないカカロットに合わせて全頭右回りの駈歩をした。カカロットもよく走る。スピードもちゃんと出ている。でも体調のよくない私は身体がついていけない感じがあって少し怖い。
そう言えば前回、隅角でふくらみすぎてしまうカカロットだった。中央線を越えた辺りで早めに右に曲がれの合図をしたら、スムーズに行った。
でも本当に疲れてしまい、一鞍で止めようかと思った。
ここは30分が一鞍。30分と言っても運動量が多いからこれで十分という気がするけれど、せっかく遠くまで来たのだからと、30分の休憩を入れて二鞍乗るようにしている。
二鞍めは人も馬も身体がほぐれていて、乗りやすいという利点もある。
軽速歩をしていて、たまにしっくりくることがある。そういうときは馬がハミをしっかり受けているときらしい。
「今、馬がハミを受けていたのに、前傾して手綱を伸ばしてしまってはだめですよ。せっかくハミを受けていたのにもったいないですよ〜。」と言われた。
「ハミを受けているのか、ただ手綱を引っ張られているのか、よくわからないんです。」と私。
手綱の張りがどんなものなのか、本当によくわからない。
手綱にある重さがかかりビュ〜ンビュ〜ンと馬がスムーズに前に進んでいるとき、「そうです」と言われることもあり、それは、私の判断ではこのままいったら、馬が走りすぎてしまうのではないか、と不安になる感じのときだ。
何やらわからずに乗っているからますます疲れ、「ちょっと休憩」と言って真ん中に入って停止していたら、カカロットがベロ〜んと長い舌を出している。
「どうして舌を出しているんですか?」と聞いたら、答えは、「ヤッテラレネ〜ヨ、という意味でしょう。」
えっ、そうなのカカロット!こりゃのんびり休んでいてはよくないなあ〜と、また馬を歩かせながら時計を見たら、あと5分、もうすぐ終わりだ、と思ったら少し元気が出てまた駈歩した。2回とも長く感じた30分だった。
カカロットは今日は終わりだというのでブラッシングした。背中に湿疹がある。マッサージもした。おとなしくされるがままのカカロットだった。
初めてカカロットに乗ったとき、超ゆっくり駈歩をして見せて驚かされた。他にもニューヨーカーというスロー駈歩の名人(馬)がいる。
よくそんなにゆっくり走れるな〜と感心するほどで、これならどんな初心者でも広い馬場を安心して走ることができるだろう、と思う。
でも「速くしなさいよ」と馬に言えば、ぱっと早変わり。
実によく調教されてる馬たちです。