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夏の収穫 [信州]

今年もベリーがたくさん実をつけました。(8月11日)
去年よりは一週間くらい遅くやっと食べられるほどに熟しました。
図鑑で調べるとこれはクマイチゴのようです。

<クマイチゴ; 平地から高い山まで、日当りの良い所では1〜2mに直立し、群生する。葉は厚く、大きく、3〜5の切れ込みがある。茎には細かなとげ。実は2cmほど暗赤色に熟し酸味がきいた甘みが爽やか>(『野外探検大図鑑』小学館)

葉っぱの見分けがちょっとむずかしくてひっかかるのですが・・。
実が暗赤色になるとぽろっと取れて、甘酸っぱく、そのまま食べても美味しいし、ジャムにしてもいいです。

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IMGP2023.jpg眺めているだけで楽しい。
IMGP2067.jpg完成品


畑作りをやったことは一度もないのですが、古くなったジャガイモが芽を出していたので、半分に切り、切った面に灰をぬって(腐らないようにするためらしいです)、そのまま土に埋めておいたら、2週間後にりっぱな葉と茎に成長し、さらに二週間後には茎の根元にかわいいジャガイモがころがっていました。
何にもしなくても収穫できるとは、ジャガイモって凄いやつ!

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さて、いろいろなジャムの中で最近一番気に入っているのはルバーブのジャム。これがスーパーではあまり売っていないし、他のジャムに比べ値段も2倍します。
たまたま野菜直売所に行ったらルバーブを売っていました。作り方を聞いてみると、これがすごく簡単そうなので、自分で作ってみました。
ふきのような茎を小さく切ってしばらく砂糖に浸けて、水気が出てきたらそのまま煮る、だけでした。
一束100円のルバーブで、ビン2個のルバーブジャムができました!
もっと作ろうと思い、また回に出かけたら今年はもうあれで終わり、とのこと。
ルバーブが出回るのは6月から7月にかけてだそうです。

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こんなに簡単にできるのになぜ高いのか不思議?

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どんどん緑色に [信州]

IMGP0133.jpg幻想的な緑のベール

今年は4月になっても寒い日が続き、関東地方でも安行の早咲き桜がなかなか咲かず、ソメイヨシノと重なるように咲きました。
ところが高原のヤマザクラは昨年の満開が5月20日だったのに、今年は去年より一週間早く15日頃に咲き、20日はもう散りかけていました。
高原は春の訪れは遅いけどいったん暖かくなれば一気に山林の様相が変わっていきます。

飯綱山の山麓に広がる大谷地湿原の水芭蕉は5月はじめはまだほんのちょっと咲き始めたばかりだったのに、2週間経って行ってみるともう花は終わっていて大きな葉っぱばかり、という変貌ぶりです。

P1000082.jpg5月10日
IMGP0132.jpg5月24日


この湿原の遊歩道は大変気持ちが良い場所、周りの湿原ではオオヨシキリがギョギョシ、ギョギョシとやかましく鳴き交わして春を謳歌。
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リュウキンカ、ニリンソウが咲き乱れていました。
IMGP0146.jpgニリンソウ

「春の雨 大地に緑を 撒いてゆき」 (功童)
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『信州戸隠トレイルランレース&アウトドアフェスタ・2011』応援レポート [信州]

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「あっ、来た!」「うわ、速い!」・・「ゼッケンの番号何だった?」

トレイルラン45kmの先頭選手がすごい勢いで飯綱参道を駆け下りて、あっという間に横にそれて林道へと走り去って行きました。かろうじて後ろ姿だけ写真を撮ることができました。(ゼッケン162番、2011信州戸隠トレラン45kmの優勝選手です。)

まるでカモシカみたい!
人間って馬よりすごい走りをするんだ!!
・・と、度肝を抜かれたのがこの『信州戸隠トレイルランレース』(2011/10/30)

長野県の戸隠、黒姫、飯綱にまたがるコースで、参加者は、ロングコース(45km)357名、ミドルコース(28km)241名、ジュニア・ビギナーコース(6km)87名、チームチャレンジコース(6km)20×3名、という大きな大会でした。
運動嫌いでスポーツ音痴、走ることはおろか散歩もあまりしない私。トレイルランニングという言葉も初めて聞いたような。。
何も知らずに飯綱登山道の28km と45kmの分岐点ポイント(スタートから11km の地点)に立ちました。(夏に馬のエンデュランス競技で立った場所でした。)
スタート直後から雨が降り始め、山道の滑り具合が気になります。

いゃー、びっくりしたなあ。
飯綱登山道は普通に登って2時間ほどと聞きますが、下から見るとかなりの勾配があります。そこを走って降りて来る・・信じられません!
岩や木の根っこを避けながら歩かなければならない山道は、とても走れるようなものではないと思います。ところどころにある石段も濡れて滑りやすくなって危険そう。下るも登るも、神経、体力が要りそう。(て、まだ一度も飯綱山に登ったことがない私です。)

山道の下り坂には苦手意識が強くずるっとすべりそうで怖い。すべったときの、ひやっとした感覚はなぜか子供の頃から頭にこびりついています。
ころぶと痛いし、ころばなくてもバランス取ろうとして身体のどこかの筋肉を急激に痛めるぞ、という怖さが身に染みついています・・。

ところがそういう山道を人が跳ぶように降りてくる。まるで平地で三段跳びでもやっているように大股でピョンピョン下って来る。
一間歩(歩幅)がすごい。同じ人間とは思えない。馬だってこんな道は下りたがらない。
それが、人が猛スピードで飛んでいる。何かに例えるとしたら岩場に住む山羊とかカモシカか。。。一体どういう訓練をすればああなるのだろう??

病人でもない我が身を振り返り「これじゃ、人間失格」「生きてる値打ちがないわ」という気分にさせられました。
あんな風になれなくともせめて普通に山道1km位は走れるようにならないとねぇ。

「がんばってください!」「気をつけてください!」と一人一人に声をかけたのですが、「ありがとうございます・。」「お疲れ様です。」と、返事が返ってきてしまうんですね。
返事なんかしなくていいですよ、声出したら余計なエネルギー消費しちゃうでしょう?と、心配になりました。
のんびりゆったり走っている方とは、「上の方も滑りましたか。」「滑りましたよ、ほら!」など短い会話を交わしました。「山二つ越えて来たからねえ〜。」 はぁ、山二つ越えて来た?・・と、コースがどういう状況なのかまったくわかっていない私は、ますます驚くばかり。

7時半から12時半頃までポイントに立っていましたが、時間が経つうちに、並大抵のレースじゃないことをひしひし感じ、大会終了後、パンフレットをもう一つもらい(スタート前にもらったのは雨でぐしょぐしょになってしまったので)、家に帰ってからコース地図をしげしげと読み直しました。
戸隠、黒姫、飯綱エリアの知識というのはまったくないのですが、コースに、<ここから砂利道を上がる。ウォーミングアップの意識で無理しないように><ここから下る、岩場が多いので要注意><宝光社の274段の地獄の階段(ここでまだ20km)>などなど書かれていて、コース高低図もあり、その過酷さに改めてびっくりし直し。

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脚を痛めてここでリタイアされた方も・・。
「調子に乗って走りすぎたな〜」「帰り、車の運転できるかな〜」「鏡池付近のコース走るの楽しみにしていたのにな〜」
と残念そう、でも皆さん笑顔でした。

こういうハードな運動を見た後では、大概のことはどうってことないな、と思えてきます。それにしても人間の運動能力というのは測りしれません。


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秋の色〜10月中旬 [信州]

酷暑の夏から突然秋に・・。
これからどんどん紅葉がきれいになる。真っ先に紅く色づくのは桜とうるし。

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何でもない草むらもきれいに色づいている。この赤と黄色と茶色が混じったような色が好きだ。

今年は昨年よりもさらに栗が豊作で、散歩途中に拾った山栗がこんなにたくさん。
拾っている最中にも上からトーンと落ちてくる。
2日くらい経つとまた次のが落ちているので拾うのが忙しい。

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鏡池
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戸隠牧場
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きのこ類が少ないなと思っていたら、去年はなかった場所に見事な(巨大)ハナイグチが出ていた。美味しい佃煮ときのこ丼ができた。実りの秋です・・。

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キイチゴ [信州]

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今年はキイチゴが豊作で、散歩していると草むらにキイチゴがあちこちに実っています。
キイチゴというのは分化が激しく雑種も多いそうで、正式名はよくわかりません。
片手にいっぱい採ってジャムを作ってみたらこれがすごくおいしい。
砂糖を加えてそのまま火にかけるだけ(鍋の底にこげつかないように少し水を入れる)で、簡単にジャムができます。市販のジャムよりもずっと美味しいのにおどろきです。

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キイチゴは鮮やかな朱色を帯びた赤ですが、熟してくると暗赤色になり、触るとぽろっと落ちます。
採るのはぽろっと落ちるものだけ。翌日にはもう次のが熟しているので毎日収穫できます。

熟した後はただ腐るだけなので、なんか採らないともったいない感じで、毎日ちょこっとキイチゴ摘み。パンにつけてもおいしいけど、ヨーグルトやアイスクリームにかけると絶品。

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ヤマザクラ [信州]

ライブラリ - 9774.jpg5月20日
やっと咲いたヤマザクラ。
5月17日に一分咲き、その後の好天続きで満開になりました。
ヤマザクラはソメイヨシノと違い、花と葉っぱが同時に出ます。
昨年も開花はまったく同じ5月17日でした。
ウィキを見たら、<ヤマザクラは同じ地域の個体群内でも個体変異が多く、開花時期、花つき、葉と花の開く時期、花の色の濃淡と新芽の色、樹の形など様々な変異がある。新芽から展開しかけの若い葉の色は特に変異が大きく、赤紫色、褐色、黄緑色、緑色などがあり、裏面が白色を帯びる。 花弁は5枚で、色は一般的に白色、淡紅色だが、淡紅紫色や先端の色が濃いものなど変化も見られる。樹皮は暗褐色または暗灰色。>とありました。
すぐ近くにある桜が、花の色や花のつきかたがいろいろで、どういう種類かと不思議でしたが、どうもみなヤマザクラの個性のようです。
大木になるのも特徴だそうで、写真の桜は見上げるような高さで目の位置で桜の花を楽しむことはできません。高嶺の花・・。

山の春は遅く、桃もコブシも同時に咲き出しました。

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一足早く咲いた水芭蕉は葉っぱが巨大になりつつあります。
山の木々の中で、特に華やかなのがカラマツ。みずしい明るい黄緑色で華やかです。

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遅い春 [信州]

ライブラリ - 9689.jpg連休中の飯綱高原

今年は寒さが長引いたせいか、例年に比べ10日以上春がおそいようです。
飯綱高原もさすがに雪こそないものの、木々はまだ冬枯れのままでした。
結局連休中は家の回りの梅もコブシも桜も、すこ〜し花芽がふくらんでたのがわかるくらいで、花を見ることはできませんでした。
水芭蕉と水仙だけが春の訪れを告げています。

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野鳥の動きが活発になってきました。ベランダに来るお馴染みさん、コゲラ、ゴジュウカラ、シジュウカラ、ヒガラ、ヤマガラ、ニュウナイスズメなど・・。
今回はイカルが姿を見せていました。彼らは小さいながらも個性があって、思わず頭を撫でてやりたいくらい可愛いです。ひまわりの種を餌台のまいておくとあっという間になくなります。

イカルはこの辺りでははじめて見かけました。どうやらフルートの音に反応して近くに飛んできたみたいです。
ケーラーの練習曲2巻の3番に呼び寄せられたみたいで、窓の真ん前のアカマツの枝にとまり、じっと音色を聴いている風。
3番は鳥の歌だったのだなぁ。さすがケーラー先生。
時々首をかしげているのは、吹き方がまずかったせいか・・?
イカルに聴いてもらえるとはとても光栄な気がして、15分くらい一生懸命吹いたのでした。宮沢賢治のセロ弾きのゴーシュの気分です・・。

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今年は巣箱も一つ多く全部で4個取り付けました。連休中に巣箱の点検に入居者が次々と様子を見にきて(雨が降っていたりすると巣箱探しも中断していました)ちょうど帰る日(5月6日)は、一斉に三つの巣箱が入居決定のようでした。
昨年の巣箱入居は4月27日。やはり遅れています。
 
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3月の雪 [信州]

ライブラリ - 9467.jpg(3月2日)
うっすらと雪がつもりまるで花が咲いたようなヤマザクラとミズキ

今年は長野市飯綱は昨年に比べ雪が少なくとても楽でした。
ただし気温は昨年よりは厳しく3月の一週目になっても家の外の気温は朝8時でマイナス8℃。毎日毎日マイナス8℃が続きました。
雪も毎日ほんの少しづつ降るので、朝にはそこらがふんわり白いベールをまとい、朝日があたると花がさいたようです。
曇っているときはモノクロの神秘の世界。まるで雪の女王が出現したよう。これはマイナス8℃の気温の中にいればこそ。こういう景色を楽しめるから寒さも気になりません。

雪は生活上大変な難儀をしいられますが、雪があればこそ山の魅力は大きい。春になって雪が解け、フキノトウが顔を出し始めるのを今からワクワク待ちます。市街地から少し遅れて咲き始める桜、若葉の柔らかいみどりもことのほか美しく、楽しみです。(年を取って雪かきができなくなるまでは雪を楽しめるかな。)
まわりの雪が消えても白い粉をふいたような山々を眺められるのも楽しいです。

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雪の女王の風格
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新年を迎える(2)〜戸隠神社〜 [信州]

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1月8日、前日は入り口を見ただけで引き返した戸隠神社の奥社を再び訪れました。今日は素晴らしい天気。昨日の雪空の下とはうって変わった門のたたずまい。奥社の入り口の門の向こうに戸隠山が神々しい姿を見せていました。

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門をくぐり、正面に戸隠山を見ながら真っ直ぐ伸びる雪の参道を歩きました。

ライブラリ - 9380.jpg中門

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中門の前の狛犬。
ここはちょうど中間地点(入り口から1キロくらい)。ここまでは大変歩きやすい道なのでかなり年配の人でも大丈夫。山を見ながら大きな杉並木を楽しめるので、ここまでは来た方が特です。

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さらに行くとあと480m、という標識がありました。そこから次第に登り坂がきつくなり、普段運動をしていない私は10m進む事にハァハァと息を整える始末。
降りて来る人もいるのでちょっと脇によけるふりして休みを取るのがちょうどいい。
目の前の戸隠山を見ながら、さらに急勾配になる坂を登って頂上の神社に到着しました。素っ気なく賽銭箱も置いてありませんでした。

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下りはすべらないかと怖々降りました。スキーのスティックを持っていったのが役に立ちました。体力がない人でも、物音一つないシ〜ンとした冬山の清い雰囲気を楽しめるところがいいです。入り口で参道を歩こうか迷っている人が「行って帰ったら40分以上かかりますよね?}
「中門までは、歩きやすいし景色がいいからぜひ行ってみた方がいいですよ。」と進めている私でした。
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新年を迎える [信州]

IMGP0045.jpg台座法師池
1月3日午後4時の大座法師池。夕方の光が明るくまぶしい。
池の表面の氷りの上に雪が積もっていました。雪はそれほど多くなく積雪30cmといったところ。

IMGP0087.jpg飯綱山
1月4日 ここで写真を撮るといつも絵のような風景になってしまう。

IMGP0085.jpg飯綱山を見る湿原
いつ来ても人の気配がなく静謐な雰囲気があります。湿原から飯綱山を真正面に見ることができます。

IMGP0081.jpg雪の花
1月5日 前夜降った雪が木に積もってに白い大きな花のよう。

IMGP0106.jpg1月5日 善光寺
善光寺本堂前の護摩の炉はとても立派で大勢の人が煙をすくって身体にかけていました

IMGP0111.jpg善光寺参道
善光寺の参道はほどよい賑わい。参道に沿っておみやげ屋さんがずらりと並んでいますが、ここの土産物店は安くて良い物が多いです。おみやげとしてでなくてもつい買いたくなる物がたくさん並んでいます。

IMGP0128.jpg戸隠奥社への入り口
1月7日午後3時半。
山は3時過ぎはもう寒いし暮れるのも早い。行く途中、車の中からちらっと真白い戸隠山が荘厳な顔を見せてくれましたが奥社に着いたときは曇って雪がちらほら。入り口の写真だけ撮って帰りました。参道を一人歩いて来た女の人が「まぁ、もったいない。ここは冬が一番きれいなんですよ。」と。往復でたった4kmだそうでこの位なら雪道でもちょうどいい距離です。もっと早い時間に歩いてみようと思います。

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樅の木に積もった雪は冬の象徴
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